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CHINA QUEST*中国にはまったOL⇒女性社長の人生修行

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2008/10/08
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テーマ:中国&台湾(3303)
カテゴリ:中国旅行



「ニートゥイ ティエン*ンメンアンチエン ゼンマシアン?」

(あなたはテン*ンモンジケンに対して、どう思いますか?)





・・・え?(~。~;





何かの聞き間違いかと。

しかし、そう問われた中国人の






・・・(((--;)))






首を振って口をつぐむ様子に、聞き間違いではないと思いました。






何でこんな所で。。

聞かれる方の状況や気持ちを知らないワケはないのに・・!





*************





1989年6月4日に起きた、あの事件は

我々乙女団にとって強烈な印象があるのです。





同年、4月。

中国と言う新しい世界への学習に胸踊らませて入学しましたが。

ほどなく、それは起こりました。





初めて見るピンインや発音に四苦八苦している時

先生方が授業中にもチラチラと中国の情勢を心配していたのですが。





ロクヨン発生の後、学科主任の先生が



「大変な事が起こりました。。

君達の将来にも影響を及ぼすかもしれない・・」



沈痛な面持ちで。

教壇に乗せたコブシは握り締められていて。





私達も詳しい事は分からないまま

でも、先生の表情から事の重大性を感じ取りました。





新聞やTVでも暫く大きく報道されており

世界的な問題として認識しました。





4月から長期留学に出ていた学科の先輩方も

留学を中断して続々帰国。

暫くの間、学科に緊張感が漂っていました。





落ち着いてきた頃、文学の先生・文化の先生が

報道や事件の背景、及び先生方の考えも含め解説してくれ

我々もおよそ他人事では済まされない、

関係者の端くれとして問題意識を持ちました。





個人的に見ると、入学した早々

全く出鼻をくじかれたような出来事でしたが。




しかし 「政治」「体制」「主義」「思想」

最初のワケが分からない状態ながらも



日本とは  「 違 う 国 」




という認識が、白紙の中国観にハッキリと焼付けられました。





*****************





気持ちは分かるよ。

人民が、どう思ってるのか知りたい。

勿論、私だって知りたい。



だけど・・・


こんな所で聞かなくていいでしょう。

大勢の前で。

もし答えてくれた人がいて

万が一、その人が捕まったりしたら

私達責任取れないよ。






・・・止(と)めないと。





そう思い、チイちゃんの側に行きました。





「チイちゃん、あの・・・やめとこうよ。

人も沢山いるし。今、聞かなくていいじゃない。」





言ってみたのですが。





「え?ああ・・・」 上の空のようで、また行ってしまいました。





・・・(~。~;





「ナオちゃん、どうなの?あれ、いいの!?」


無性に腹立たしくなって、ナオちゃんに言いました。





「こんな所でさ、聞かなくてもいいじゃない!

万が一、密告とかされてさ、迷惑かかったら大変な事やろ?」



ナオちゃんも 「そうだね・・・」 とは言いながら

それ以上は言いませんでした。






知らないオジサンに着いて行って

皆に心配かけた私が言っても説得力ないけどさ。

でも私の時と、全然レベルが違うよ。



ヨウコちゃんもナオちゃんも、なんで黙ってるの?

チイちゃんの気持ちを尊重しているのかもしれないけど



これは・・・いい事なの?

立派な事なの?




そんな単純じゃないと思うよ。

すごくデリケートな事だと思うよ。




もっと相手の事を考えようよ・・・!







チイちゃんが次に聞いた人は、インタビューに応じたようでした。






もう、いいや・・・





自分一人、空回りしているような気がして

ふてたように離れたベンチに座りました。



広くて静かな薄暗い夜間の待合室に、

途切れ途切れにチイちゃんと中国人の話し声が

ボソボソと聞こえていました。




チイちゃんは中国人と会話しながら「うん、うん」と

熱心に頷いていて。




それを見て。


腹立たしいような、羨ましいような、見ていられないような

複雑な気持ちで。


見たいけど

聞きたいけど・・・



そんな気持ちを振り切るように


足元に目線を落とし。


自分の履いている青いズック靴を

意味もなく見つめていました。






チイちゃんがインタビューを終えて、元の席に戻ってきたようで

ヨウコちゃんとナオちゃんの「何て言ってたの?」と

聞く声が聞こえましたが。






私は、席から立たず


背筋を伸ばして正面を見据えたり、


青いズック靴を見つめたりを繰り返してました。









つづく。







この話は1991年の夏の出来事を書いています。
古くて、すみません!良かったら一緒に当時の中国を感じてください。




再度、ロクヨンです。(←wikiでどうぞ)




あ~ビックリでした。

チイちゃんは時々、大胆になるんですが度合いが結構大きいんですよね・・・



まあ、お互い様と言えばそうですが。。

しかし、いつも成り行き任せな私と

時々大胆な彼女とは気をつけ所が違うというか。

私は基本的に下手打たんように気をつけまくりですから、まあ小心者ですよ。



なので本当に大胆なチイちゃんの気持ちは、ちょっと良く分からなかった。

仕事でもないし、ブログなんて・・・ネットすらない時代だし

聞いてどうするのか、と。

あの場で聞かねばならない理由が分かりませんでした。



チイちゃんが落ち着いた頃に、もう一度話をしに行くと

「そうだね、考えが足りなかった」と言っていましたが。。

彼女は本来、自分の考えをあまり言わない人だから

私が自分の考えを一方的に押し付けているようで悪い気がしました。



友人と旅行って言っても場所は中国でバックパッカーだし。

美味しい・綺麗・楽しいだけの旅では絶対ない。

皆、若いし。それなりに勇み足もやっちゃうワケですが。

それも今思えば、物事を真剣に考える貴重な機会だったと思います。






さて次回は明るく。

書き忘れていた内モンゴルでの買い物の話・・・にしようかと。

頭に血が昇って

金のネックレスとか買っちゃうんですけど~^^;





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最終更新日  2008/10/12 01:33:02 AM
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