前回の事で部下は
・・・やられた!!(;▼曲▼;)
また単純に、はぐれ上司に乗せられた事に腹が立ち
一言、言ってやろうと思ったのだが。
マトモに言って、どうこうなる相手ではない・・・
グッとこらえた。
ああ言えば、こう言う。
この言葉が、これほど似合うオッサンもなかなかいない。
もし部下が感情に任せて
「**さん!あの人、お子さんいらっしゃるじゃないですか!
独身じゃなかったですよ!?
適当な事言って、うまく乗せましたね!?」
などと言おうものなら・・・
「何言ってんの?(怒)
僕は良かれと思ってアコさんを指名したのに。
取引先の人に僕が『あなた独身ですか?』なんて
そんな失礼な事、聞けるわけないでしょう!」
こう返ってくるのは分かっている(--)
(聞こうと思えば、どうとでも聞けるのだが)
とにかく口が立つのだ。
自分に非がないように言いくるめる術は天下一品である。
***********
はぐれ上司の「ああ言えば、こう言う」は
仕事の時に社内の部下達に対して最も発揮される。
■「私が言った事をどうしてやっていないの!
やりたくないなら、やりたくないと最初から言えばいいじゃないの!」
指示が出て20分で、まだ出来ていないと
電話をジャンジャンかけてきて大騒ぎである。
急いでやっても後から後から違う指示が来て
結局2度手間3度手間になるのも目に見えているのだが。
しかし効率の問題ではなく、
とにかく自分の指示が一番に進められないと大激怒なのだ。
また部下を追い詰めるのはお手のモノだ。
「やりたくなければ、やりたくないと言えば良い」 等言うが
部下が、そんな事を言えば、また大激怒になるのは目に見えている。
この理屈は、例えば妻が旦那に食器洗いを頼んだ後
すぐさま動かないに焦れて、激怒するのに似ている気がする。
■「そんな事常識でしょう!
そのくらい自分で判断できないの!?」
はぐれ上司の案件に質問した場合の回答はこれである。
実は、はぐれ上司が全て自分で絵を描いているから、
こちらは判断しようがないのだが。
■「どうして私に聞かなかったの!?」
仮に部下がアレコレ考えて自分で判断した場合、
その判断で●国客から思わしくない反応が来た場合は、これである。
この場合 「自分で判断しろって言ったじゃないですか?」
仮に反論しても、その回答は目に見えている。
「場合によるでしょ!そんな判断もつかないの!」
この状況は、例えば妻が旦那に夕食の食材を
「これを買ってきて」 と指定して頼み、後から
もっと安い食材があった事を知って激怒する状況に似ている気がする。
■「私はそんな事を指示した覚えはない!」
これが最も困る。
自分が指示した事を「していない」と言いのける。
納得のいかない部下は、押し問答になるか
以前の指示メールを探して、証拠をつきつけるしかない。
しかし証拠メールを出したとて
「そうやったっけ?」で終わるのが常だ。
この見事なまでの責任回避能力、
これが、はぐれ上司の天性のものなのか
後から身につけたモノなのか。
部下と、その同僚達が推測するには
生まれ持っての要領の良さに
現在の立場を利用したパワハラ、
そして対中生活20余年で身につけた大陸式責任回避能力が
合わさったものであろう、と。
そんなはぐれ上司を
社内はダレも、日本人として対峙していない。
**************
こうした経験から判断し、部下は婉曲に伝える事を選択した。
「**さん・・・」
「何?」
「先日のご担当の方、独身じゃなかったですわ~^^;」
「え?そうなん?ゴ~メンゴメン。
指輪してなかったし雰囲気から、そうやと思ったんやけど。
まあ気を落とさんと!また探しとくわ!(≧▽≦)」
はぐれ上司は極めてサラリと流した。
・・・・・・・(▼曲▼;
内心の気持ちは押し殺して、部下は明るく言った。
「ハハ。またヨロシクお願いします・・・^^;」
つづく。
何か悪口みたいになっちゃいましたが(汗)
ま、次への前振りと言う事で。
とにかく、こんな人なので、はぐれ上司の社内での人望はゼロです。
しか~し!
仕事では彼に適う者はダレもいない。
契約件数と売り上げ額は有りえない異常な数字で、部下のそれを遥かにしのぎます。
部下は上司と自分がどう違うのか観察し、質問し、考え、比較し、
自分に決定的に欠けていた「ある事」に気がつきました(!)
それは、次回へ。
この違いが分かった時、部下は「はぐれ上司」の言動を少しだけ理解できた気がしました。
部下に欠けていた「決定的なある事」とは?
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