間が空きましたが、お土産買い物の続きです。
ターゲットプライスは「200ドルです(きっぱり)」私は言い切ったにも
かかわらず、インド人工場長は、350~380ドルの値札の商品も
ネゴの対象にして「話し合いましょう♪」と余裕のスマイル。
工場長あんた・・・
“50ドルも値引いてやったら御の字だろう”
くらいに思ってるだろうけど。
それは難しいですよ。
私も2万円以上は厳しいので。
時間はあるから、粘らせてもらうよ。(中国人みたいに)
若干、緊張感を持ちながら
とにかく粘る事を決意して。
更に、プレートを選り分けて、
結局371$と札が貼ってある、このプレートが残った。。。
工場長は、「350ドルまでダウンしますよ」とニッコリ。
私は首を振りながらスマイル。
「申し訳ないけれど私の目標価格は200ドル」
工場長「この木の台をつけます。そして梱包して自宅まで郵送します。
とても良い条件です」
私は無表情で首をふる。
「ノー。無理。200ドル」
工場長は首を切る仕草をして
「私はクビになりますよ」とユーモラスにジェスチャー。
私は「ふっ」と冷めた笑い。
工場長のスマイルがなくなってきた。
工場長 「200ドルはあまりにも少ない。無理だ」
私 「でも私の目標価格は200ドルなんですよ。
私も無理ですよ」
工場長 「・・・お茶でも飲みましょう(作り笑い)」
ホットチャイを持ってきてくれた。
(こういうサービスが私にとっては、工場長は200ドルでも
いけるだろうと思わせるのである)
私 「あら、ありがとう~」
工場長 「味はどうですか?」
私 「とっても美味しい(^^)」
工場長の「チャイ効果」の期待感は
お茶を飲む私への視線が痛かったので
よく理解できたのですが・・・
それならと私もマイペースで、ちょっと焦らしてやったりして(汗)
「あ~おいしかった。サンキュ」
ゆっくり食器を置いた私に
「ど、どうですか!?」
即、聞いてきた工場長が、本当にチャイ効果に期待している
事に驚いたのですが
「トゥー・ハンドレッド・ダラーズ(にっこり)」
悪いけど、と思いながら回答。
インド人工場長は、首を振りながら
がっくりと肩を落とす。
チャイは、効きませんでした!!^^;
・・・実は。
私は無理にまけさせようと思っていたのではない。
記念の土産物は値段はキリがない。
買うなら2万円、と線引きしていたのだ。
それも、できるだけ気に入ったものを、だ。
そして、あのプレートが気に入った。
だから200ドルとこだわっただけで
無理やり値切るつもりはなかった。
なので工場長が「チャイでもダメか・・・」と
がっかりしている様子を見て、私も考え直した。
200ドルでは、やはり無理なのか(考)
でも大理石プレートは買いたいもんね。
どうしようかな・・・
「うん、じゃあ!」
一つ思いついた。
工場長、すねた表情になって、こちらを見ない。
傍にいた若い男の子に声をかけた。
「これより小さいプレートあるでしょ?
そっちを探すわ。どこにあるのかな?」
若い男の子は、「あ、ああ、それはこちらに・・・」
別のコーナーに小さいサイズが沢山あったので
私は移動して、同じように最初から選別し始めた。
200ドルでダメなら妥協するしかない、
小さいプレートでもいいよ。
気に入ったのがあれば、それでいいし・・・
そう思いながら選んでいると
男の子が、あちらを見ろと。
工場長が、イライラした顔で、私を手招きしている。
「戻ってきてってさ」と私の連れ。
え~・・・なんなの。(もう)
最初のテーブルに戻ると、
工場長はもう笑顔はなく
「200ドルは少ない。もう少し増やしてくれ」
「・・・ノー。私の目標価格は変わらない」
「この木の支えをつけるから!」
「・・・う~ん・・・これ?。
どう使うのかな?(工場長が素早くセッティング)
ああ~、そういう風に。
う~ん、でも、この木の支え、小さいよね?
サイズ合ってないわ、大きいのないの?」
「ある、ある。(そばの男の子に)すぐ持ってきて。
・・・こ、これでいいでしょ?」
「いや、だからね、ノーだって」
「・・・木の机もつける!この上にプレートを置くと
サイドテーブルになるんだ、ほら!いいでしょ??」
「う~ん・・・(少しうなづく)」
「これだけサービスするから。200ドルよりもう少し増やして。頼む」
「・・・・・・」
工場長も全く余裕なくなってきた。
意地になってきてるから、
ちょっと譲って成立させた方が良いな。
ネゴしろはどのくらい・・・
今、多分1ドル92~93円?。。(2013年1月2日頃)
限界は、210~220ドルかな・・・
先に210出して、もう一回言われたら220に上げるか?
いやしかし、ここで、まだグズグズ言ってると
不愉快な商談になるからな・・・
それも旅の思い出になってしまうし。
まあ工場長も真剣な表情になっているから。
決め打ちでいこうか。
・・・そのような事を数秒考えてから。
「OK!220ドル!これが上限」
私は言い切りました。
工場長はしつこく 「もう少し!」
だから・・・^^;あかんて。
「悪いけど、220ドル。これ以上、出せない!」
工場長は、目をつぶって
こらえたような顔をした後、
カッと目を開いて、サッと右手を出した。
私も手を差し出し。
工場長は、私の目をにらむように見ながら
(というか、にらみつけられてたような)
とても強い力で私の手を握った。
まるで『もうこれで決定ですよ』と念押しするかのように・・・
私も強く握り返し
『分かった、ありがとう』の気持ちを視線で伝えたつもりだ。
交渉成立(^▽^)☆
・・・あれ?
こんなもんなのか。
もっと粘られると思ってたので
ちょっと拍子抜け、な感じでした。
まあでも一応、目標価格に収まって良かったなと思い。
220ドルでも高かったかもしれないけど
私が満足したからいいか♪と、納得したネゴでした。
220ドルでは勿論、郵送サービスもないので
荷物として持って帰ります。
破損しないように、工場で、プチプチで巻いて
梱包してくれるのですが。
私は、「どこで梱包しているの?」と聞いて作業員の所へ見に行き
「へぇ~すご~い。上手ねぇ~」と褒めながら
私が欲しいプレートが確かに梱包されている事を
梱包が終わるまで見届けました。
頑張ったお土産ネゴは、5年ぶりくらいだったかな?
工場長が、いいキャラだったので面白かったし。
久々の買い物ネゴは、とても楽しかったです♪
つづく。