「風の盆恋歌」
ゆっくり書きたかった一文一文、一文字一文字を・・・ネットで知り合った人に教えてもらってすぐ探しに行って、すぐ手に入れて・・・それから数ヶ月ようやく読み始めることが出来た『風の盆恋歌』「足もとで揺れる吊橋を必死に渡って来たのよ」「帰る橋だって、矢張り、揺れるんだ。前だけを見て歩くんだ。この先いつも足もとの橋は揺れている」想いを通い合わせるのに30年かかったふたり想いあった時間がどんなに長くてもそう・・・足もとはいつも揺れているんだった自分に置き換えて読み始めたどんどん心の奥に響いてくる最後の章涙が止まらなくて、なかなか読み進められないここにもここにも書いている行きつくところ・・・私にその覚悟はあるのか・・・想う人と一緒に命を終える、ということ「ない」と思う自分を、甘ちゃんだと感じる「ある」と思う自分を、それはそれは恐ろしく冷酷な人間だと感じるただ持っているものは、彼への「想い」だけそして今ある覚悟は・・・もう後戻りできない、揺れるその吊橋をただ前を見て歩いていくだけ、ということ・・・