成長して、はじめて理解できる絵本もある
みなさん、こんにちは。今日もまたまた関東はどんより曇り空。でも蒸し暑い・・・ちょっと、絵本の話しばかり続いてますが。昨日、カノが珍しく1、2歳児に特に好んで何度も何度も読んだ絵本と、あまり読まなかった絵本を持ってきました。(どちらも、ほるぷこども図書館の旧選書に入っていたものです)好きだった絵本(はまった時期以降は、半月に1度読む程度)『そんなことって、ある?』おじいちゃん、お父さん、お母さん、妹、犬、そして僕。 みんなでジョギングに出たのはいいけど、ひとりずつ途中で何かあって抜けていってしまいます。 僕だけがゴールして引き返したら、最後に抜けた犬が前を走り、次は妹が犬と僕の前を走り・・・結局おじいちゃんが一等で、僕はびり。 というお話です。あんまり読まなかった絵本(1,2歳児に毎月数回読む程度で、昨日3年ぶりに読みました)『これはのみのぴこ』1ページめくる毎に、言葉が増えていく繰り返し絵本です。1P これはのみのぴこ2P これはのみのぴこの すんでいるねこの ごえもんのしっぽをふんずけた あきらくん・・・と、どんどん文章がながくなっていきます。絵本の紹介はここまでとして、あまり読まなかった絵本は当然としても、はまって何度も繰り返し読んだ絵本でも、当時は笑ったり、反応したりせず、ただひたすら聞いている状態でした。ところが昨日は、両方ともゲラゲラと大笑い。しまいにはお腹を抱えて笑うほど。見ると、対象年齢4~5歳とあり、なるほどね、と。カノは、上の2冊のユーモアを理解できる精神年齢に成長していたんですね。じゃあ、対象年齢の絵本を適宜購入していけばいいの?と思う方も多いと思います。理解していない絵本を読んであげたってしょうがないじゃない、と。でも、私はそうは思いません。 ユーモアを、お話を理解していなくとも、言葉や文章は心に残り、覚え、それだけ語彙数が増えていくと思うからです。(もちろん、親子の思い出もね)小さな頃からコツコツと、って感じかな。おしゃべり大好きなお子さんは沢山いますが、おしゃべりが大好き=語彙数が豊富な訳ではないと思うんです。大人になって、どんなにおしゃべりな人であっても、語彙数がなければ内容は・・・何度もあちこちに書いていますが、人は持っている語彙数以上の考える力を持つことはできないそうですよ。だから、絵本を選ぶ時、まだ難しいし、長そうだからという理由はいらないかなと思います。そうそう、彼女が2歳の時に、『ジュマンジ』という絵本にはまり、一日何回も何回も読まされたことがあります。対象年齢は小学生からで、32ページもある長い絵本です。これも、ただ黙々と聞いていました。でも、ふと3,4歳の頃、ジュマンジに出てくる文章を会話で使っていたんです。言葉としてはすぐに出てこないけれど、ちゃーんと貯めていたんですね。そういった絵本が小さい頃から常に家にあるので、読み聞かせた年齢によって、子どもの反応の違いや、心の成長が分かったりして面白いです。図書館だけの絵本では、こうはいかないかな??そして、読まなくなったからと言って、出来るだけしまったりしないで下さいね。いつか、ひょっこり、中学生くらいになって『おつきさまこんばんは』を手に取ったりするかもしれませんから。ほるぷこども図書館★あなたはだいじなたからもの /myu