経済誌を読むと電子機器業界はこの不況は相当の痛手らしい。
車業界とは違い為替以外の要素(過剰設備投資)が効いているようだ。
たとえば液晶TV
本当は大画面液晶TVで儲けたかったらしい。
でも顧客が選んだのはリーズナブルな32inch。
渋々メーカー、ディーラー、一緒になって32inchを赤字覚悟で叩き売った。
その結果、
本心では売りたかった大画面TVに割高感を引き起こしスタック。
ホテルのロビーにしか要らんような大画面のTV。
シャープ液晶TVアクオス65型 送料取付料込!
そもそもそんなもんが馬鹿売れすると期待する方がおかしい。
日本のパソコン業界も似ている。
本当にその性能が必要な人が何人居るんだか?
っていう20万円のPCを本心では売りたいわけだ。
そこに台湾から5万円前後のネットブックが押し寄せてきた。
その土俵で争えば争うほど20万円のPCが割高に見えてくる。
お客が注目する土俵と判っていても本気になれない日本メーカー。
研究室で使うような高性能PCを進学祝にと売りつけていた方に罪がある。
これは結果論じゃない。
顧客の用途を真剣に考えていれば判る話。知ってた上でやってたわけだ。
家計を預かる賢明な主婦は軽自動車を選ぶ。
雨に濡れず用事が足せて維持費の安いリーズナブルな軽自動車。
ニュルブリンクでポルシェに勝つ必要なんざ無いわけだ。
不要と知りながら高額商品を消費者に売りつけ続けた天罰である。
追記
この業界で働いておられる方を愚弄する気はありません。
でも経営者には責任があると思うんです。