お隣の席に、思わぬ逸材を発見した。

普段はしっかりものの、とても優しい女子であるが、彼女の幼少の頃の思い出話は、実に衝撃的である。

カエルを処刑した話、昆虫の羽根をカットしてアレンジメントした話等…
まるで団塊世代の、オヤジの思い出話である。

そんな彼女と、先週お昼のデザートに、みかんを食べていた時のことである。
Ｙさん：「小さいとき、足でみかん食べんかった？」
私：「え？？　足で？　どうやって足で食べるの？」
Ｙさん：「え～、足の指に一個ずつ挟んで食べんかった～？」
私：「一回もしたことないよ」

これ、マジの会話です。
あまりにも突飛な食べ方のため、絵が浮かび辛い人のために、イラストを書いてみました。

これを指をしゃぶるように食べるらしい。
いくら子供が体柔らかいからって…

いろんな意味で、アブナイ…

その他にも、
「かまきりのお腹の中から、白くて長い虫が出てきて気持ち悪かった」
という情報を教えてくれた。
「白くて長い虫」もサルことながら、なぜカマキリのお腹の事情を知っているのか…
問い詰めると、こうだ。

「カッターで切ったりしててん。お腹がパンパンのヤツの中からは、白いのが出てくるねんけど、ぺっちゃんこのんからは、出てこないの」

可愛い笑顔で、とうとうと思い出を語った。
一体何匹のカマキリが、彼女の餌食になったのだろう…。
いや、この分だと、犠牲者はカマキリだけに止まらないはずだ。
当時の彼女は、昆虫界で「恐怖の腹裂きマーダー」として、恐れられていたかもしれない。

いや、誤解があってはいけないので、きちんと報告する。
これは「子供ならでは」の、「幼さゆえ」の過ちである。
田舎の子供にありがちな、彼らの遊びのひとつなのだ。
大人になった彼女は、そのときの経験から、命の大切さを学び、心優しい女子に育っている。

ちなみにこの、カマキリの腹から出てきた白くて長いのは、「ハリガネムシ」という回虫らしい。カマキリとかに寄生するらしいのだが、これ半端なくキモイ！

では、最後に衝撃の映像を1つ。
心臓が悪い方は、大きく深呼吸して、心構えをしてから見て下さい。










ご飯中だった人、ごめんなさい。