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カテゴリ:友人
昨日、子どもたちの「現実と虚構の世界観」について、紹介した。
その世界にうまく溶け込めないと、大人は辛い思いをする、と綴ったが、ある意味、その価値観を根底から覆す作業をしている友人がいる。 友達は、子どもたちに 「サンタの正体は、俺だ」 と触回っているらしい。 だいたい「うそや~」と言われるらしいのだが、友人はひるまない。 「我が家は、代々サンタをしていて、俺のお父さんもサンタだった」 と、まず由緒アル「サンタ家系」であることを説明する。 すると子どもは、たいていトナカイのことや、プレゼントのことなど、サンタである証拠を欲しがってくる。 「今どきのサンタは、トナカイなんか乗ってない。バイクや」 その時々に合わせて、適当に話を合わせていくと、だんだん彼らは 「目の前の人が、万が一本当にサンタだったら…」 という不安に駆られてくるらしい。 「信じへんのやったらいいけど、そしたらプレゼントもらえんくなるで」 友人は畳み掛けるように言う。 「そういえば、オマエのお父さんも、俺のオヤジがサンタやって信じへん、って言ってから、プレゼントもらってなかったで」 「信じる!!」 だいたいの子どもは、この一言で堕ちるらしい。 他にも友人は、流行の「なんとかライダー」とか「なんとかマン」など(その子にとってのヒーロー)が、自分だと言う事も多いという。 最初に弱いフリをして、 「あかんわ、ちょっと、このボタン押して。パワーアップするから」 などと、服のボタンを押させ、子どもには折れないよな木片などを、バキッとやる(友人は本当に力が強い)のだという。 たいていの子どもは、憧れの人に会えた喜びより 自分が崇拝していたヒーローが、こんな奴だったなんて… とショックを受けるらしい。(泣く子も少なくないらしい) その他、子供だましの手品を使ったり、親も芝居に巻き込んだり…と様々な方法を駆使し、彼は子供界における「現実と虚構の世界」を完全に制覇している。 ここまで徹底して、はじめて子ども達の世界をコントロールすることができる、というものだ。 ←ドラちゃんはいる! という人は一緒に歌いましょう♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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