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カテゴリ:ワタシ
以前にも書いたが、よく道を聞かれる人である。
昔は出かけるたびに、道だの時間だのを聞かれていた。 最近、少し減ったな~っと思っていたら、2日連続で道を聞かれた。 ●おととい● 切符を買おうと思ったら、いきなりおばさんに聞かれた。 「甲子園行くのは、どうしたらいいの?」 ちなみにJR大阪駅にて。 「阪神電車? 甲子園は阪神?」 こちらの答えを聞く前から、まくしたてている。 「阪神電車ですよ。けっこう遠いですよ」 「やっぱり甲子園は阪神電車?」 (…だから、阪神電車って言ったやん)←アンセ心の声 「あ~、やっぱり阪神やって。甲子園は阪神なんやわ。ここじゃないねんて」 「阪神は、ここから結構遠いですよ。地下に降りたら案内が出てるから、降りたほうが分かりやすいですよ。でも遠いから、10分くらい歩くかもしれませんよ」 「あ~、阪神やって。違うねんて。行こう」 おばさんは、甲子園に行きたい息子を従えて、さっさと行ってしまった。 私も急いでいた中、けっこう丁寧に教えてあげたつもりだったが、特にお礼らしき言葉もなかった。 別にいいけど。 ●その日の帰り道● 初めての駅だった。 JRと南海線が入り混じった、ややこしい駅だった。 切符を買おうと券売機に向かうと、おばさん二人に占拠されていた。 「どうやって買うの?これどこ押すかワカラヘンわ」 おばさん二人は、それぞれが2つしかない券売機を占拠しながら、喋り捲っている。 (ちょっと見せてみ。買ったるわ)←アンセ心の声 「ちょっと、これ買ってくれへん?」 いきなりおばさんAが振り返った。背丈は私の目線くらいまでだが、幅はどっしりした、異常に化粧の濃いおばさんである。 「どこまでですか?」 「○○までやねん」 どこまでも気さくなおばさんは、隣の駅の名前を告げた。 「じゃ~、ここ押して、ここ押して…」 買ってあげたと同時に、駅員が券売機横の扉を開けた。 私に聞きつつ、駅員を呼ぶボタンも押していたのだ。 別にいいけど。 その後、違うホームで電車を待っていたおばさんたちを見つけたので、希望のホームへの道順を教えてあげた。ちゃんとたどり着けたのだろうか…。 ●きのう● 電車の乗り継ぎのとき 「谷町線はどういったらいいの?」 と突然聞かれた。 どうしておばさんは、いきなり聞くんだろう。 Excuse me的な入りなし。 みんないきなり本題。 私は目の前の案内板を指して言った。 「ここですよ」 「ありがとう」 おばさんが走り出したが、彼女の背中に予感を感じ、呼び止めた。 「どこまで行くんですか?」 「天王寺」 「それなら、こっちの階段です!」 東梅田方面のホームに向かっていた彼女は、慌てて反対の階段に向かった。 これには、自分でもいい勘が働いたと満足した。 このように、「道を聞かれる波」というのは、突然やってくる。 きっと来週も、いろいろ聞かれるだろう。 心構えをしておこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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