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カテゴリ:発見事項
アウディのA8というグレードの車に乗った。
個人的に、車のことは全く分からないので、アウディも「外車」くらいの知識しかない。(その最低限の知識すら、かなり大人になってから知った) なので「A8」とか言われても、「ふ~ん」って感じだが、どうやら「A8」とは、アウディの中でも最高グレードの車種らしい。 友達で、普段(お母さんの車らしいが)アウディ「A4」に乗っている人がいる。よくその車に乗せてもらうので、私としては、アウディと言えば「A4」だった。 ところが先日、その友人と待ち合わせしたとき、いつもと違うアウディが来た。仕事の関係で、乗っているらしいのだが…。 車に乗り込んだとたん、なんだかいつもより「デカイ」ことに気がついた。車内のメカ類も、なんだかすごい。 横目で見ると、手元のハンドルで、暖房やらなんやらを調節している。 「ハンドルに、いろんな装置ついてるねんね~」 何気なく言ったら 「ほんとなら、アンセが乗れる車じゃないで。セレブの車やから」 「どういうこと?」 「この車、1200万くらいするねんけど、その値段出したら普通はベンツとかBMWとか買うでしょ。あえて1200万出して、アウディを買うっていう発想が、セレブやねん」 「へ~」 「レアルの選手も、みんな持ってるで」 「そうなん?」 「ベッカムと同じ車に乗ってるのだよ」 「ベッカムと同じ車」と言われ、ようやく事の重大さに気がついた。 つくづく小市民…。 そういえば、シートはフカフカだし、走行してるときのスムーズ感は滑らかだし、エンジン音も小さい。 「ちょっと、どんな機能付いてるのか教えてよ」 ウイ~ン… はい、天井が開きました。 ステレオの音も、大音量にしても割れないし、携帯電話をなんか線みたいなのにつなぐと、液晶パネルに電話番号とか表示されました。 試しに電話を鳴らしてもらうと、車についてるボタンで、携帯触らなくても、通話可能。 車内に私の声が、大音量(お風呂でしゃべってるみたいな感じ)で響き渡りました。 シートも自動で上がったり下がったり傾いたり…。 どのボタンでどこが動くのか、散々動かしたけど覚えられなかったぞ。 一番ビックリしたのは加速。 「こういう車に乗ると、『あ~、車ってこういうもんか』と思うで」 そう言った友人は、一気にアクセルを踏んだ。 あっというまに100キロくらいまで、加速しました。 普通の車なら、ギアチェンジするたびに、ちょっとした振動があるが、これはすごくスムーズ。 ス~っと一気に加速し、トップスピードまでの到達時間が早い。 細かいことを言うと、車内のランプも「パッ」と明るくなるのではなく 「ボワ~」と点いたり消えたりする。 「これは、助手席じゃなくて、後ろのシートに座るべきだったね」 思わず口をついた言葉。 散々車内の機能を触りまくったあと、 「じゃ~、今日のスケジュールを言ってみたまえ」 とか言ってみた。 「早く作家になって、こんな車を運転手つきで買いなさい。もしくは、こんな車乗ってる男を捕まえなさい」 辛い言葉を投げかけられた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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