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カテゴリ:発見事項
数日前のことであるが、仕事帰り駅のホームに、めちゃんこ派手なオバサンを見つけた。
モンチッチ(若人には不明な比喩か?!)的な短髪を、本気の金髪に染め、黄色地に太目の茶色のストライプ入りスーツを着こなしていた。 しかも、相当のミニ! なんだ、この人は…と思いつつ、好奇心のままに近寄っていくと、それは紛れもなく「家田荘子」だった。 家田といえば、「極道の妻たち」など、ハードなルポやなんかが売りの、あのツワモノである。 ときどきワイドショーなどで聞きかじる彼女のコメントは、こちらが期待通り、いや期待以上の過激さを持って、番組を盛り上げている。 で、もちろん観察しました。 超ハイヒールの足元には、なにやらタトゥーらしきものが見え、手には校正中と思しき原稿を持っていた。 忙しそうに原稿にペンを入れる彼女は、周りを一切気にしていない。 そして、呼応するかのように、周りも一切彼女を気にしていない。 「あれ、家田荘子じゃない?」 「うそ、ほんとだ」 ヒソヒソ…ソワソワ… みたいな空気ゼロ。 そうか…家田荘子の立ち位置って、そんなとこにあるのか… なにやら、軽く切なさを感じながら、もちろん電車が来ても、彼女と同じ車両に乗った。 電車に乗ってからも、家田は原稿を校正し続け、席が空いても座らなかった。(もちろん私は座った) 終始、集中した様子で原稿をチェックし、大阪に着くと、脱兎のごとく去っていった。 あっという間に見えなくなった彼女の後ろ姿に 「倒れない程度に頑張ってください」 とエールを送る、怠け者のアンセでした。 ←これで勉強しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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