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カテゴリ:ワタシ
今日、ニュースで「八朔(はっさく)」という単語を何度も聞いた。
京都の舞妓さんたちが、お師匠さんのところにご挨拶に行っている映像とともに…。 「暑い中、ハッサク持って挨拶回りとは、ご苦労なことやな~」 テレビの前でスイカを食べながら、母と二人、舞妓さんの苦労をねぎらった。 …で、次の瞬間、私達は本当に恥ずかしくなった。 ◆八朔◆ 陰暦の八月朔日(ついたち)のこと。また、その日に行われる行事。 農家ではその年の新穀を日ごろ世話になっている人に贈って祝った。 町家でもこの風を受けて互いに贈り物をし、祝賀の意を表した。 また、徳川家康がこの日江戸城入りをしたところから、武家の祝日となり、大名・旗本などが白帷子(しろかたびら)で登城し、将軍家に祝辞を述べた。また、江戸吉原では、遊女たちが白無垢(しろむく)の小袖を着て祝った。 そりゃ、ハッサク持って挨拶回りは、しないわな。 重いし。 先生の家、ハッサクだらけになるし。 食べ過ぎたら、手の平とか足の裏、黄色くなるし。 「可哀相な親子やな」 私達は、お互いの無知を、すかさず慰めあいましたとさ…。 ◆ハッサク◆ ミカンの一品種。 果実は表皮が滑らかでやや小形、甘味も多い。 江戸末期に広島県因島で発見された。 八朔柑(はっさくかん)。 《季 春》「指こぞり―を剥けり専念に/波郷」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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