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2006.08.25
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カテゴリ:子ども
職場の緑化センターで、一番好きな仕事。
それは、月に一度の「センターフレンド」

小学生相手に、畑作りの実習を行うのだが、そこに来る子ども達と接触するのが、えらく楽しい。
私担当じゃないが、撮影係と称して、デジカメ片手に勝手に参加している。

ちなみに、このブログでも何度か告白しているとおり、私、大人目線で彼らと接しているわけではありません。

だから、虫とかみつけたら
「あ~!!てんとう虫みっけ!!」
とか言って、畑仕事中の子ども達を惑わすくせに、虫に夢中になってる少年を見つけると
「さぼってるな。向こうの雑草を抜いてくれたまえ」
などと、偉そうに腕組みしたりしている。

支離滅裂な態度に、センターフレンド担当の所長などは、少々当惑の表情を見ることもあるが、基本的に子ども扱いして見逃してもらっている。

で、この前のフレンドの日。

休憩時間に、畑で採れたプチトマトをふるまった。
冷えたトマトは、汗だくで草抜きをしてくれた小学生諸君に大人気で、あっという間に売り切れた。

そこに欲張って、両手いっぱいにプチトマトを持っている少年(推定小2)がいたので、
「はい。みんなに配給すること」
と指示しておいた。

小学生男子は、たいてい言うことをよく聞くので、その子も機嫌よく、プチトマトをみんなに配って歩いてくれた。

ところが、最後に私のとこにやってきて
「あ~ん」
って、口元にプチトマトを持ってきたのだ。

アンセ、絶体絶命のピンチ!!

「いいよ、自分で食べ」
軽く拒否ってみたが、少年は満面の笑顔で、再び「あ~ん」している。


トマト嫌いなんですけど…。


しかし、子どもの手前、好き嫌いなどしている場合ではない。
ラブラブカップルのごとく、少年の手から、真っ赤でプチなトマトを、口に放り込んでもらい
「おいしいね~」
とニッコリした。

やり遂げたと思う。

ちょっと大人の一面を見せた、夏の昼下がりであった。





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Last updated  2006.08.26 02:35:59
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