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カテゴリ:子ども
職場の緑化センターで、一番好きな仕事。
それは、月に一度の「センターフレンド」。 小学生相手に、畑作りの実習を行うのだが、そこに来る子ども達と接触するのが、えらく楽しい。 私担当じゃないが、撮影係と称して、デジカメ片手に勝手に参加している。 ちなみに、このブログでも何度か告白しているとおり、私、大人目線で彼らと接しているわけではありません。 だから、虫とかみつけたら 「あ~!!てんとう虫みっけ!!」 とか言って、畑仕事中の子ども達を惑わすくせに、虫に夢中になってる少年を見つけると 「さぼってるな。向こうの雑草を抜いてくれたまえ」 などと、偉そうに腕組みしたりしている。 支離滅裂な態度に、センターフレンド担当の所長などは、少々当惑の表情を見ることもあるが、基本的に子ども扱いして見逃してもらっている。 で、この前のフレンドの日。 休憩時間に、畑で採れたプチトマトをふるまった。 冷えたトマトは、汗だくで草抜きをしてくれた小学生諸君に大人気で、あっという間に売り切れた。 そこに欲張って、両手いっぱいにプチトマトを持っている少年(推定小2)がいたので、 「はい。みんなに配給すること」 と指示しておいた。 小学生男子は、たいてい言うことをよく聞くので、その子も機嫌よく、プチトマトをみんなに配って歩いてくれた。 ところが、最後に私のとこにやってきて 「あ~ん」 って、口元にプチトマトを持ってきたのだ。 アンセ、絶体絶命のピンチ!! 「いいよ、自分で食べ」 軽く拒否ってみたが、少年は満面の笑顔で、再び「あ~ん」している。 トマト嫌いなんですけど…。 しかし、子どもの手前、好き嫌いなどしている場合ではない。 ラブラブカップルのごとく、少年の手から、真っ赤でプチなトマトを、口に放り込んでもらい 「おいしいね~」 とニッコリした。 やり遂げたと思う。 ちょっと大人の一面を見せた、夏の昼下がりであった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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