のじぎく国体が始まった。

兵庫県民として、盛り上がらねばならないところだが、はばたん（マスコット・黄色くてでかい鳥）の露出が目立つ以外、特に国体めいた感触はない。

しかし、そんな町の無関心とは裏腹に、本日とどこおりなく開幕してしまった。
母はイベント好きなので
「開会式は、見逃せない！」
とテレビに釘づけだったが、私としては「阪神ＶＳ中日」のほうが気に掛かっていた。

ほぼ無理やりの形で、開会式を見せられていたのだが、入場のとき、選手たちがお揃いで着ているジャージは、一見の価値があった。

全員、ダサ過ぎ。

そろいも揃って、今どき、あんなダボッとしたデザインもサルことながら、「昆虫を意識してるのか」と思わせるほどの、大胆な色使い！

原色に次ぐ原色。
思い切った配色の妙。

県の特産物なんかをイメージして、デザインされたようなのだが、もうちょっと感じいいのできたでしょ～、って脱力のラインナップ。

そんな、ダサジャージ軍団の中、突出しておかしかったのが、静岡選手団。

目が覚めるようなオレンジに、濃い緑のライン入ってました。

みかんとお茶をイメージしたらしいのだが、何でも取り込めばいいってもんじゃないだろう。
上空からの撮影でも、一目で分かる静岡魂。
母いわく
「大成功やな。めっちゃ目だってるやん」


……？
目立ったら、成功か？