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カテゴリ:ワタシ
とても怖い夢を見た。
近所の商店街を歩いていた私は、本屋を出ると外が真っ暗なのに驚いた。 夢と現の間をさまよっていたので、現実には脳は半分起きていたのかもしれない。 「真っ暗なのは、目を閉じているからだ」 と、夢の中の私は思う。 街灯もすべて消えている、まさに視界ゼロの商店街。 思い切って目を開けてみようとすると、少しだけ視界が開けた。 「やっぱり私は目を閉じていたのか…」 なんとなく納得した私は、薄明かりの商店街を手探りで歩き始めた。 ……と、突然何者かに、ガシッと肩を掴まれた! 両肩を力任せに掴まれた私は、少しだけ開けていた目を思いっきり開いた。 目の前には、やはり目を大きく開けた男が、ものすごく近くに顔を寄せてきている。 身体が動かない! 至近距離で対峙する私達。 時間は一瞬だったが、スローモーションのように感じた時間だった。 …と、近寄ってくる男の右手が私の顔に近づいてきた。 手に持っているものは… こより。 鼻の穴に入れて、コチョコチョしようとしているらしい。 フンッ!! 思いっきり頭を動かした。 ガクンっと首が動いた。 …目が覚めた。 現実にも首を動かしていた。 金縛りから解けたような開放感があった。 心臓がドキドキして、肩で息をしていた。 目の前には、さっきの「こより男」の映像が残っており、恐怖心だけが感覚として残っている。 このように文章にしてみると、非常にバカバカしいストーリーであるが、当の本人には再び目を閉じるのがためらわれるほどの、ものすごい恐怖体験だったのだ。 最近、ちょこちょこ正夢を見る。 きっと心配に思っていることが、夢に出てくるからだろう。 こより男…。 何かの警告なのか…。 夜の一人歩きには、充分注意せねば。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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