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カテゴリ:ワタシ
先日、近来稀に見る緊急事態に遭遇した。
場所は朝の電車。 その日は、電車が少し延着していたので、乗り継ぎがうまくいかず、いつもより1本遅い電車に乗っていた。 私の通勤時間はとても長い。乗り換えは合計4回行う。 その最後から2番目の快速に乗っていたときである。 突然…そう、ほんとに突然の腹痛に見舞われた。 なんで、おなかいたって何の前触れもなくやってくるんだろう。 さっきまで全く平穏だった腸のあたりに、青天の霹靂、モーゼの十戒的な勢いで サーーーーー っと稲妻が落ちてきたのだ。 最初は、?? ちょっとお腹イタイ???くらいだった腹痛の波は、あっという間に波浪警報の波と化した。 穏やかに凪いでいた南国の海が、突然演歌的に荒れ狂う日本海の荒波である。 それでも最初のうちは、腹痛に気がつかないフリをしながら、なんとかその波に乗っていた。 まさに騙し騙し…。 しかし、そんな自分自身をもごまかす時間も、長くは続かなかった。 なんだかキュルキュル言い出した気がするお腹は、少しでも緊張が解けると、車内が大惨事になるような爆発を起こす予感でいっぱいだ。 全く予断を許さないお腹を抱え、私は軽く冷や汗を流しながら、尻筋をぐっと引き締める拷問のような時間を過ごした。 折りしもそれは、快速電車の中だった…。 次の停車駅までは、およそ5分。 我慢できるギリギリの時間だ。 あと4分、あと3分…。 ここが踏ん張りどころと、一人悶々としていたところ… 電車、突然の急停車!! な、なんだ・・・? しばし呆然としていると、衝撃の車内アナウンス。 「なんか理由はわかんないけど、急に非常を知らせる信号が光ったから、いちおう止まったんだよね。理由を調べてるから、しばらく待ってちょ」 みたいな内容。 嘘だろ?! そのまま電車は、およそ5分ほど停車していました。 わかります? この地獄の時間。 しかし人間、ある程度諦めがつくというか、覚悟を決めるというか、腹をくくるというか…。 なんとかなるもんだな。 しばらくダメだと思って、トイレの妄想を頭から抹殺し、トイレには会えないんだって言い聞かせたとたん、少しずつ腹痛の波は終息していった。 電車が駅につく頃には、なんとかごまかしが聞く程度に治まった腹痛。 ギリギリの綱渡りを渡りきった私であったが、その後気になることがある。 その後、ずっとp~気味…。 なんか、万年お腹いたって感じ。 いつも緊迫感があるわけではないが、不安定というか落ち着かないというか…。 いつまたあの地獄を見るかもしれないと思うと、ものずごく緊張してさらにお腹が痛くなるという「負のスパイラル」な私でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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