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カテゴリ:徒然
建物の間から東の空が、うっすらと薄い茜色に色づいていたのに気づいた私は 思わず西の空を振り返ってしまった。 見ると濃い茜色の空が一面に広がっていた。 小道に入って東の空をまた見上げると、そこには虹がかかっていた。 もう少し遠くにいたらはっきり見えたのかもしれない。 東の空には虹、西の空には立派な茜色の夕焼け 以前一面紫色に染まった夕焼けを見たことがある。 こんなに感動する夕焼けを今までに見たことが無い、と思っていた。 何故かただの夕焼けではつまらないと思ってしまっていた。 昨日の夕焼けを見るまでは。 このほどまでの深い茜色を見たことが無い。 私は初めて茜色の良さを知った。 私はその場にずっといたかったが、虹が消えるまでいたかったが、 日が沈んで暗くなるまでいたかったが、習い事の始まる時間が 近づいていたのでその場を去った。 茜色の空に包まれ、まだ美しい空が残っている間に。 そしてもう一つ。 私が小さいころずーっと使っていた体温計。 五年前に突然動かなくなってしまった。 開けるとこんな感じ^^ 測り終わると「ピッピピッ ピッピピッ ピッピピッ」ってお知らせ。 小学校の臨海学校や、林間学校、修学旅行でもお友達だった。 朝、みんなで体温を測って「ピッピピッ」っと鳴るとみんながこっちを向いてニヤニヤ笑う。 みんなにしてみれば音(のリズム)が面白かったらしい。 そんな「お友達」はもう動かない。 この前おかんが処分しようとしていたのに気づいてあわてて写真を撮った。 撮っていたらおかんが 「それ、処分せずにおいておこうか。あなたの小さい頃から使っているもんね」 「うん!!」 この体温計はこれからもずっとお友達^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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