\ なにが? /
家にこんなのいたら・・・
そりゃね・・・
しくしく・・・
相変わらず、ワインコメントのアップが遅れている姉男です。
今回のワインも先月、10/24に飲んだもの。
ちょっと珍しい国のワイン。
Roncale di San Marino 2010
(ロンカーレ・ディ・サンマリノ)
どこかって?
サンマリノ共和国。
・・・と聞いても、なかなかピンとくる方は多くないハズ。
ピピッときたアナタは
1.切手オタク
2.世界遺産オタク
3.F1オタク
4.イタリアオタク
のどれかに当てはまるはず。
サンマリノ共和国は上記の方たちの間では
有名であろう国なんですが、
その前に!
皆さんご存知のブーツ形のイタリア半島には
イタリア以外にも2つの国があるのは
ご存知でしょうか?
1つはイタリア・ローマ市内にある
キリスト教・カトリック教会の総本山として有名な
世界最小の都市国家「バチカン市国」。
バチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂
で、もう一つが
イタリアのエミリア・ロマーニャ州とマルケ州の間にある、
世界最古の共和国、「サンマリノ共和国」
より分かりやすく拡大すると・・・小さな黄色いところ
(ちなみにサンマリノが共和国として成立、
初代大統領が就任したのは何と西暦301年!
4世紀から続く世界最古の共和国)
面積は61平方キロメートルで、ニューヨークのマンハッタン島とほぼ同じ広さ。
国全体が高台にあり、アドリア海を眺望できる環境。
人口は約3万6000人、公用語はイタリア語。
珍しい切手が有名な国。
2008年に世界遺産として正式に登録されたので、
ご存知の方もいるかも。
国の紋章と国旗
生産者は1979年に創業した
コンソルツィオ・ヴィーニ・ティピテ・ディ・サンマリノ。
500以上の畑と300人の構成員からなる
協同組合形式の国営ワイナリー。
ブドウ畑
サンマリノ共和国唯一の
I.O(原産地指定呼称)ワイン生産者だそう。
以下詳細
●Roncale di San Marino
(ロンカーレ・ディ・サンマリノ)
収穫年:2010年
生産国:サンマリノ共和国
格 付:I.O ロンカーレ・ディ・サンマリノ
生産者:コンソルツィオ・ヴィーニ・ティピテ・ディ・サンマリノ
(CONSORZIO VINI TIPICI DI SAN MARINO )
輸入元:モンテ物産(株)
購入店:札幌三越
購入価格:2310円
アルコール:12%
ブドウ品種:リッボラ・ディ・サンマリノ、シャルドネ
(リッボラ・ディ・サンマリノはサンマリノ共和国の土着品種。
イタリアの白ブドウ品種:リボッラ・ジャッラとの関係は不明)
色:ゴールドがかった元気なイエロー。
粘性~中の下。でもディスク厚め。
香り:洋ナシ、アプリコット、ペリカンマンゴー、パッションフルーツなどの白~黄色系果実。
レンギョウなどの黄色い花、白い土、ゆでた白いアスパラガス、若干のハーブ。
黄色系果実の甘く、温かな香り中心。
味わい:トロリとしたオイル状の口あたり。辛口でミディアムボディ。
マンゴーのような、甘い黄色系果実の完熟した果実味。
口の中でホワホワするよう。
おだやかな酸が果実味を優しく包み、
中心には柑橘類のワタのような、ほんのりした心地のいい苦みが貫く味わい。
丁度、カッパ巻きでいえば、
キュウリの部分が苦み、ご飯が果実味、海苔が酸味。
これが絶妙なバランス調和し、ゆるゆるした味わいながら、
全くダレない。
口のどこにも引っかかることなく、ふわふわスルスル入る癒し系。
今回、合わせたのは
ビシソワーズベースの数種の野菜を使ったポタージュ。
ジャガイモと生クリームのやわらかい味わいにピッタリ!
タコカツにはタコの風味がふくらみ、相性良し。
カニクリームコロッケだと、ワインの果実味と酸味が邪魔をして
タコカツほどは合わない印象。
さらに一番良かったのは、かぼちゃサラダ!
クリームチーズとゆで卵、キュウリを合わせたもの。
ワインの味の質量と同等で、お互いを引き立て合う味わい!
秋冬にはピッタリのほんわか白ワイン。
白でも、冷やし過ぎないで12℃くらいで、癒し系です。
お父さんの癒し系
足跡がわりにぽちぽちっとどぞお願いします