ずっと以前に、「笑うセールスマン」というアニメを
やっていた。
「あなたの願い事、叶えます。」と
「もぐろふくぞう」という名のセールスマンが
相手の願いごとをかなえた後に、相手が
「こんな筈じゃなーい!」と叫ぶのを聞いて
(はっきり覚えてないのでこんな感じ?)
にやりと大きな口で笑うシーンが、シュールなアニメだった。
でも、案外現実に起こる願い事が叶うパターンって、
そんな感じだと常々私は思っている。
笑うセールスマンの話をしたら、子供がなにそれ?と
聞いてきた。
そりゃー、キミは知らないかぁ。
そこでこんなたとえ話をしてみた。
「シンデレラの魔法使いは、シンデレラが「舞踏会に行きたい」と
言ったら、彼女が口に出してもいないのに、綺麗なドレスに着替えさせ、
ガラスの靴を与え、御者と立派な馬車まで与えて、お城まで懇切丁寧に
送りだすでしょ。
するとシンデレラは、りっぱなどこかのお姫様にしか見えないから、
当然のように歓迎されて、舞踏会に参加し、王子様に恋まで
されるわけよ。
でもこれが「笑うセールスマン」の場合なら、
シンデレラは「舞踏会に行きたい」と言ったので、
「それでいいんですね?」と笑うセールスマンは念を押し、
実際、ボロボロの格好のままのシンデレラを舞踏会の
真ん中に連れていき、シンデレラは曲者として、衛兵に捕まって、
牢屋入れられる、なーんていきさつになるようなパターンが
笑うセールスマンってわけ。」と。
この話って、結構シュールに聞こえるけど、
実のところ、後者の「笑うセールスマン」のパターンの方が
人を見てると願いの叶い方としては圧倒的に多くて、
意外とあのアニメ、秀逸だったなぁ、と思う私だったりする。
そもそも、皆、自分の願いってものをろくに知らないのだ。
シンデレラは、舞踏会にぼろぼろの姿で行きたかったわけでは
もちろんないだろう。
美しいドレスを着て、若い女の子らしく王子さまとダンスを踊る夢
だって見たはずだ。
そんなところまで全部、なぜ魔法使いは知っていたのだろう?
普通の女の子だったら、それが望みなのかも知れないが、
たまには違ったりもするのでは?
人によって、望みの叶い方には、違いがある。
どんなことをどんな風に望むのか、それをはっきり望んでいなければ、
笑うセールスマン的望みの叶い方、ってものが普通にやってくる。
「舞踏会に行きたい」というシンデレラの望みは、
魔法使いのやり方にしろ、笑うセールスマンにしろ、
同じようにどちらも叶っているのだ。
ここに注目してもらいたい。
どんな望みかをはっきりさせる、ということは、
単純に「舞踏会に行きたい」というだけでは足りないのだ。
シンデレラが自分の本当の目的を達成するためには、
(つまり王子様に恋をさせてお妃さまになるという夢だ・・ホント?)
「まず、私に似合う美しいドレスと靴を用意して、立派な金の馬車と
素敵な御者と従者も用意して、私を舞踏会まで連れて行って、
私を世にも美しいお姫様に見せて。」
ぐらいには、言わなければならなかったはずだ。
これを聞いたら、ものすごく高慢ちきに聞こえるが(笑)、
実のところ、宇宙にするお願いごとは、これくらいでないと
人は叶ったと思ってすらいないのだ。
実際、笑うセールスマン的望みの叶い方は、
皆が望むようなものではないだろうから、その時点で
願いが叶うどころか、ひどい目に遭った、と思っている人が
多いことを私は知っている。
けれど、残念ながら願いごとは叶っているのだ。
どのような願い事であれ、あなたが心に描いたことは、
皆叶ってしまう。
そして、常に願いごとは、私たちの頭の中で渦巻いていて、
刻一刻と、その願いごとは叶おうとしている。
よくも悪しくも。
自分の中の望んでいないことも、同じように叶ってくる。
願いごとをかなえる時は、とにかく具体的にしよう。
できるだけ事細かに思い描く。
そうすると、面白いくらいそのように叶ってくる。
叶った時を想像して感じてみる。
感じ方が実感があるほど、叶い方は早くて確実だ。
さあて、それじゃあ、何を願おうか。
**********************************
あなたの喜びが、私の喜びです。
読んでくださってありがとう。
(*^-^*)
よかったらクリックお願いします。(^-^)