Hodさんの快適生活

私の～
お墓の前で～
泣かないでください～
そこに私はいません～
眠ってなんかいません～
千の風に～
千の風になって～
あの大きな空を～
吹きわたっ ています～

なんだかこの歌詞が沁み渡るんですよね。。。

というのも我が両親の遺言で、お墓がないから
まぁ私の場合は嫁に出た人間ですから
決まったことに従うまでですが。。。

鹿児島にいながら、遠い地にあるお墓を両親は立派に守ってました。
今の時代と違い高速はないし、長距離で大変だったと思います。
菩提寺の住職と父は気性も似ていて、まるで兄弟のようで、
その上お付き合いも古かったこともあり、
日頃は両親に変わり丁寧に供養をして下さってたんです。

「面倒くさい～」と言って何もしない伯母を持つ伯父ですが、
何かあるとあれこれと。。。まぁよくある話しですけどね。。
諸々の手出しから何から何まで、陰で動く母が全部やるわけで。。
何にもしないくせに、文句だけはいう。。。
まだまだ子供の私でしたが、そんな大人の構図を
しっかりと！じっくりと！観察していました。

そんな二人の墓守がどれほど大変で、お金がかかり、
若い時ならいいけれど、歳をとったらどうなるか。。。
そんな思いは子供にはさせたくないから墓はいらん！と
亡くなる前に力説してまして。。。
その代り、私達が死んだら
二人の骨と若い頃に交わした手紙（ラブレター）を
一緒に焼いて後は。。と。。。
話せないまま、父の後を追う様に逝った母
だから残ったきょうだいで話し合い、意思を受け継ぐことに。
その時に知ったこと!
骨はあの白い大きな骨壺じゃなくてもいいこと
（地域によっても違うらしいですけど。。）
引き取らないと言えばそれも有で。。。
それにもビックリ！（何事も経験）
そして問題の容器ですが。。きょうだいが見つけた、
小さくて素敵な七宝焼きの中に二人の骨が入ってます。

その意思を継ぐにあたり、仏具も始末しなければならないので
仏具屋さんに来ていただいて、魂抜きとお墓の話しをしましたら
それは有なんですよ！と。。。
で、又住職さんにもご相談したら、
いつまでも忘れずに心の中に覚えておいて
写真に話しかけることでも供養になりますよ。と
それで決心がつきました。
これが正解かどうかは自分があの世へ行って初めてわかること。
今はそう思っています。

お墓のことについては何となく納得しましたが、
歴史については現在進行形で調べています。
ですから、今は何かあれば写真に向かい心の中で話しかけています。
子供達も外出時は必ず御守り代わりに持っていますし、
話しかけているようです。
忘れたことなんて。。。どんな瞬間もありません。。。

ただね。。。墓を持たないという。。
凄い宿題を出してくれたなぁと思ってます。
だって。。。
私達夫婦だっていつ？ってこともありますから。。
そんな時に子供にどう伝えておけばいいのか。。。？


多分両親と同じ結論になるとは思いますけどね。。。