名言セラピー
なに拾った?小さな男の子はいつもおばあちゃんと散歩に行っていました。散歩の途中、男の子が転んで痛くて泣きそうになると、おばあちゃんは必ずこう聞くのだそうです。「なに拾った?」そう聞かれるので、男の子は泣くのをこらえ、必死に道に落ちている葉っぱや石を探して拾い、立ち上がっておばあちゃんに見せませた。すると、おばあちゃんはニッコリ笑って「いいもの拾ったね」と、頭をなでなでしてくれるのだそうです。転ぶたびに、いつも。やがて、その男の子は大人になりました。そして、大人になった男の子は、おばあちゃんが教えてくれたことのほんとうの意味を知るのです。人生、転んでも、その痛みの中でなにかを見つけて拾い、また立ち上がることが大事だと。転んだら、よく探してみて。あなたの人生を豊かにするギフトがそこにあるから。《 ひすいこたろう / 作家、コピーライター、漢字セラピスト 》イエロースタジオ・お弁当箱専門店