たかのっちの部屋

旅先で行った居酒屋での出来事。

旅館での夕食は予定どおりもち豚しゃぶしゃぶ食べ放題だったが、すっかり食べつくしてしまいしゃぶしゃぶにも少々飽きて来たので、部屋でお酒を飲もうということになり部屋に戻ってきた。

持ち込み可なのでお酒やおつまみをたくさん持ち込む予定だったのだがが、寒さのあまり途中どこにも寄らずに旅館に直行してしまった。
そんなわけでコンビニを求め、北風のふく夜の町に繰り出したのである。

しかし旅館を出たところでまたもやあまりの寒さに断念。
目の前にあった地元の居酒屋に飛び込んだ。

店は田舎の居酒屋さんらしく常連さんばかりだった。
多少緊張して入ってみるとホワイトボードには本日のおすすめがならんでいる。
その中の「宮城産のカキ」というのをみて「生がきが大好きなぽちくんは喜んでそれを頼むことにした。

「酢ガキですか？」と聞くとそうらしいのでぽちくんは「3つください」
ん？3つも？
700円という値段からして1人前2つはついているだろうと思っていたが、ぽちくんてきには「俺は2つ食べたい。yoccoも1つ食べるでしょ？」という判断から3つ頼んだと思われる。

数分後、店の主人に「2つは一緒に盛っていいですか？」と聞かれ不思議に思いながら待っているとソレは運ばれて来た。

私の目の前に置かれた皿にはスーパーで買ってきたようなカキが7つほどおさまっていた。
当然ぽちくんの前の皿には15個ほどのカキが入っていた。

・・・殻付きじゃなかったのか。

食べても食べても減らないカキを目の前にただただ笑ってしまった二人であった。