カテゴリ:私について
剣道に思い切りよく飛び込んではみたものの、
素振りすら出来ない自分の身体に
情けなさや挫折感ばかりで、気持ちは折れる一方。
やっぱり無謀だった、
私には向いてなかった。
辛い。しんどい。もうやめよう。
と、思って稽古に行かない日もありました。
前回までのブログ 武道に学ぶ(2)
でも、ふと思いました。
親切丁寧にご指導くださった先生方に申し訳ないな。。。
先生方のご苦労が水の泡になるよね。。。
本来は子供のための道場に、図々しくも入り込んだ初心者の私を
快く迎えてくれて、必ず先生をつけてくださっていた道場に対して、
申し訳ない。。。
しかも、
知人友人を誘って、
大人の部を作ってしまった張本人が
挫折して抜けていくのは、
受けた恩に対して、非礼で無責任なことだと思いました。
道場は、カルチャースクールとは違います。
軽い気持ちで入ったり辞めたりできる習い事とは違います。
人に対する礼を重んじる、日本の文化を継承している場です。
辞めるならば、
きちんとけじめをつけた形で、
と、思いました。
とりあえずは、
初段を取るまで頑張ってみよう。
私のような超初心者が初段を取ったら、
「まぁ、良し」とされるだろう。
なぜか勝手に
初段を取ったら辞めてよし、と
決めたのでした。
早く辞めるために、
最短で初段を取る身体を作るために、
稽古はなるべく休まずに行きました。
でも、その稽古の中でたくさんの自分の弱さが見えてきて、
本当に自分が情けなくなったものです。
まずね、
相手を打てない。
相手に体当たりが出来ない。
この発見は、自分でもびっくりしました。
剣道では、打って一本を取らないと勝てないし、
体当たりが出来ないとお話になりません。
「はい、打ってきてください。」と
待っていてくれる相手を前に
足が寸前でブレーキをかけてしまう。
頭では、打とうと思っているのに、
身体からは力が抜けてしまう。
自分を前に押し出す力が、全然出ないのでした。
普段、口では
自分を生きることだと、
その為に前に進むのだと、
人には言っておきながら、
目の前に強そうな人が立ちはだかると、
自分を前に押し出す力が萎えてしまう。
手にも足にも力が入らなくなる。
体当たりの練習も沢山しましたが、
なかなか出来るようにならなかった
人が怖いんですね。
人とぶつかるのが怖い。
私は、
人が怖くて、
人とぶつからないように生きてきた。
自分を前に押し出すどころか、
いつも人を前に押し出して、
自分は後ろを歩いていた。
そして、そんな自分が嫌だった。
その感覚を、毎回毎回
稽古の度に味わっていました。
嫌でたまらない気分でした。
見たくない自分の姿を
いつも見せられました。
だから、気づいたのです。
仕事の面でも
プライベートな面でも
課題は、これなんだと。
人とぶつかりたくない。
ぶつかるのは、悪いこと。
人を傷つけたくない。
自分が傷つきたくない。
だから、勝負しないでもいい道を歩いてきた。
でも、本当はそんな自分に不満だった。
もっと自由になりたかった。
もっと大きくなりたかった。
なのに、
いつも何かを人に譲って、
自分はいいの、と後回しにしてきた。
それが、不満だったんだ。
自分が表舞台を歩けない。
そんな生き方は、嫌だった。
本当は、自分を譲らずに歩きたいのだ。
自分の物語を生きたいのだ。
自分が主人公の人生を歩きたいのだ。
そのためには、
時には、人とぶつかることも、
時には、壁をぶち破ることも、
時には、勝負をすることも、
必要なんだ。
そうなれる自分になりたい。
と、
強く思いました。
剣道は、
身体でそれを教えてくれました。
相手への敬意の念があるからこそ、
ぶつかれるんだと
教えてくれました。
自分に集中することを
教えてくれました。
「継続は力なり」
を、心の支えにして、
地味~~に、
同じことを繰り返し稽古して
いると、
ある時、
ふっと楽しくなった瞬間がありました。
あれ
これって、もしかして?
何か掴んだ?
嫌い と 好き は、
やはり同じところから来ているのですね。
と、いうことは、
怖いという感情 ➡ 宝物の在り処を知らせるサインなのです。
それについては、また次回に。
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最終更新日
December 10, 2016 01:37:59 PM
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