寂しい春…。

2009.04.05

カテゴリ：日々の断片

　　　　長い冬が終わり桜の花がほころび始めると…、
　　　　日本人って何だか現金で、それだけで浮かれ立っちゃうような…。
　　　　そんなとこってありますよね。
　　　　桜を見ると、春が来た、冬も終わりと直感的に思ってしまうのですかね。
　　　　でも、現実世界は…まだ冬ですよね^^;
　　　　また春が巡ってきたから、という思いで奮起させてるってのもあるけど、
　　　　その浮かれ方が返って、まわりからみると面白くないこともあるのですよね。
　　　　幸せそうに見えて妬まれたりね。つくづくほどほどにねと思う今日この頃。

　　　　今朝、近所の3つ年下の男の子が自殺して亡くなったと聞かされた(>_<)
　　　　男の子って…。男性ですよね。
　　　　巷じゃおじさんかも知れませんが、子供の頃から知ってるから、
　　　　全然おじさんとかじゃなく、同世代の人って感じ。
　　　　これまでにもここ数年漏れ伝わってくる限りではいろいろあったみたい。
　　　　それでもまさか死ぬとは思ってなかったので、
　　　　事の深刻さを知らずにいたことが悔やまれます。
　　　　知っていたとして、何か出来たとも思えませんが。
　　　　ちょっと荒れていた時に家のドア横の壁に汚れた手でつけた手形も、
　　　　今となっては彼の生きた証で、寂しく見つめておりました。
　　　　ご冥福を心よりお祈りいたしますm(__)m

　　　　買い物帰りに母の花壇に寄って花を見てきました。
　　　　春は毎年当たり前のようにやって来て、いつも同じなのに、
　　　　人にとっていつも同じ春は、訪れないないんだなって。
　　　　桜が咲き誇る季節…。でも未だに桜の色がくすんだように見える。
　　　　心の中にまで届いてこない。
　　　　桜…咲いてるな…くらいで。
　　　　全国で同じような思いしている人たちもきっといるのでしょうね。

　　　　先に述べた自殺した彼のご両親にとっても、悲しい春で…。
　　　　ただ、何ごともなく当たり前の春が、特記することのないありふれた春が、
　　　　すごく幸せだと知る。
　　　　幸せって、きっとそういうものなんですよ。
　　　　毎年当たり前のように春はやって来ても、
　　　　それが心にやさしい春かどうか毎年違うってこと気づいてますか？
　　　　まだ気づいてない方は、きっとその中にいる人だろうから、謳歌してください。

　　　　母が亡くなっても…母の桜は今蕾をつけていました。
　　　　人に大きな何事が起こっても、時は非情にも何事もなく過ぎていくだけ。
　　　　母の桜は、まだたくさんの花を咲かせませんが、
　　　　これもまた生きていた証なんだと思う。
　　　　母が植えた植物も、季節ごとにその彩りを見せてくれます。
　　　　それで季節を知るような気がします。

　　　　今日は急遽母のお墓の下見に行ってきました。
　　　　もともとは合同墓みたいなものと思ってたのですが、
　　　　その墓地のシステムを聞き、それなら良いかな…と。
　　　　墓地の人に言われました。
　　　　供養は墓地に来る回数ではなく、
　　　　生きている人の気持ちですからと。
　　　　形とかではなく供養って心でするものなんだな。
　　　　墓地の価格とか形式とか宗派とかそんなのも関係ないんだなと知った。
　　　　生きるってことを少し見つめてみた今日でした。

　　　　その後、家族会議をして、いろいろ揉めたんだけど(>_<)
　　　　お墓のことではなく、今後のことで、
　　　　ある一定のところで、落ち着きそうですが、これからがいろいろと大変だ(ーー;)　

　　　　よかったら、AngelNote+店。
　　　　でゲーム紹介してます♪久々更新しました。

　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　