いらっしゃいませ、マスターの濱田です。



世の中には、劇的に人生を変える人がいます。



それまでの人生から、大きく人生を変え、

幸せに豊かに、なにより本当に自分らしさを

喜びの中で生きる人たちです。




彼らが本当に人生を変えることができたのには、

そこにいったいなにがあったのでしょう？




実は先日、こんなことがありました。




わたしが7日間渡る、座禅修行に行く直前、

ミキちゃんにタロットで、禅修業後どうなるかを

（面白半分で）みてもらいました。




そしたら、なんと出てきたのは、「死」のカード！



「おいおい、なんで自分を磨きに行くのに、

死のカードなのよ！」ってカードにつっこみを

いれていたのですが(笑)、

ミキちゃんからは、「あ！すごい、よかったね！」って

言葉が返ってきました。




そう、わたしもカードをみて、

実は直感的にはすぐに感じていました。




これまでのいろんな執着を持っていた自分が死をむかえ、

新しく生まれ変わるという意味です。




そして、たしかに、まったく何の疑いもなく、

これまでまったく違う静かで、

それでいて、人生を導く必要な情報が、

静かに、確実に豊かさとなって流れ込んでくるのを

感じています。




わたしたちの多くが、人生の流れを変えたいと思いながらも、

本当に変わることが困難のは、

自分ではまず気づくことができない、

自分のやり方から降りられないからです。



これは本当に、自分で気づくのは困難です。



そして、まわりの人も、その本質を気づくことは、

めったにありません。



それほどまでに、わたしたちは【自分流が

自動的な反応からコントロールされているんだ】と

いうことに気づくことはとても難しいことなのです。




アメリカの有名な講演家に、ジョン・ドノヴァンという人がいます。



彼は日本では、あまりメジャーでありませんが、

彼は著書の中で、彼の人生の転機について、

このように書いています。



無職で、アルコール依存症で、家賃を滞納したダウンタウンの

不潔なアパートで、彼は針金をアンテナにしたテレビを

眺めていたそうです。



ボーっとテレビを眺めていた時、

突然耐え難い感情があがってきました。



「神様！もう耐えられません！」、

「こんな人生はもうまっぴらです！」、

「わたしを助けてください！でなければ、今すぐ殺してください！」




この瞬間から、彼の人生は大きく変わりはじめ、

今ではまったく異なる、豊かで喜びに溢れる人生を生きています。



この瞬間、彼のなにが変わったのでしょう？




彼が選択したこと、それは、自分の「我」、

そして自分流をすべて手放したのでしょう。



そして、本当の自分が望む、

本質的な流れに、身をゆだねることを決めたんです。




「ゆだねること」と、「依存すること」は大きく異なります。




彼には、ゆだねる覚悟がありました。




わたしたちは、ほとんど自分がなにに執着しているのかを

知らないことさえ知りません。



そして、人生が思い通りにならない理由を

身のまわりに探し続け、そして時は「無常」に流れていきます。



自分が本当に生きたい人生を生きること、

そして、その本質の流れに身をゆだねることを覚悟した時、

本物の師があらわれます。



本物の師は、残念ながら、滅多に現れることはありません。



そして、それに引き寄せあい、めぐり合うのは、

自分の本質が望む人生を生きることを決めた時なのでしょう。




本日は当店にお越しいただき、本当にありがとうございます。

またのお越しを、こころよりお待ちしております。




いってらっしゃいませ。