カテゴリ:はじめに
今日はとある社長のとてもためになる話を聞きました。
題して 『コップ』 その社長に「経営とは何ぞや?」と聞きましたら彼がこう答えました。 「それはなぁ、アンゴウ君。君がな、今めっちゃ水を飲みたがっているとして、目の前にある蛇口から滴り落ちる水滴をコップで集めるようなもんじゃい」 「????」 「ええか?コップの半分までたまった・・・でも飲んではいけない。 八分目までたまった・・・でもいけない。すりキレまでたまっても飲んではいけない。 すりキレまでたまって、表面張力で振るえて、端から滴り落ちる水の線を舐めてのどを潤すのが真の経営ってもんなんじゃ」 つまりこういうことです。 『キャッシュフロー』とよく言われますが、経営ってのはお金が会社に入って、仕入れ、人件費もろもろでひいて、さてそこのいくら残った?というのが経営なのです。 経営者というのは「一攫千金」みたく、ギャンブルみたく考えている人が多いかもしれませんが、結局はゲームが終わってお金が残っているか残っていないかなのです。 蛇口から滴り落ちる水滴、これが『金』であって、コップが会社なのです。そしてのどが渇いてじっとコップを眺めているのが経営者。 結構面白いたとえで、企業経営の様々な事象がこのコップを取り巻く環境で表現できるのです。 例えば「借金」はコップに開いた穴と考えればいいし、蛇口から流れる水の量でその市場の規模を表現できたり。 おお、おもしれーなーと思っていろいろ想像していたのですが、 特におもしろかったのが、その社長が経営をするとき、新しい新規投資、企業計画を示すときは、ゼッタイにコップの中の水を使用せず、滴り落ちる水の線を使って事業展開をするということでした。 結局経営にとって一番難しいのはコップを満たす(経常利益を出し損益分岐点を脱すこと)であって、逆境しその水を使うことは無茶な経営方針だということ。手の届く範囲で企業を大きくすることがいちばんなんじゃーとのたまっておりました やっぱりすげー人は年をとってもすげーんだなぁと実感した週明けですた。 ちなみにその社長。御年78さい!かっこえー!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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