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【愛犬の疑問一問一答】 ペットの健康美肌研究家 渡部ナミのブログ

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ペットの健康美肌研究家・渡部ナミ

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2007.11.01
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カテゴリ:犬の健康全般
■ペットフードも偽装…使ってないのに「ササミ」「ビーフ」(読売新聞 - 10月31日 03:12)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071031i301.htm

このブログを見てくださっている方には、何を今さらって感じかもしれないですけど(苦笑)。

だいたい、ササミやビーフを使ってあの価格はあり得ないですよね。

ペットフード自体には法的規制がないのも問題だけど、ペットフード工業会という団体が出してる「ペットフードの表示に関する公正競争規約」業界独自の基準に

  (特定事項の表示基準)
  第6条 事業者は「ビーフ」、「チキン」、「まぐろ」等、特定の原材料をペットフードの
  内容量の5パーセント以上使用している場合でなければ、当該ペットフードの商品名、
  絵、写真、説明文等に当該原材料を使用している旨の表示をしてはならない。


っていう規定があるんですよね。
これ、逆に言えば、5%入ってれば「ササミを使ったフードです」とか「ササミジャーキーです」とか言ってもいいわけ。
5%しかササミが入ってないササミジャーキーってなんなんでしょう(笑)


今、食品偽装で世間は騒いでますけども。
ワイドショーでは「なにを信用したらいいんだー!」なんて言ってますけど。


ちょっと考えれば分かることだと思うんですけどね。


赤福なんて、あれだけの量をあれだけの販売店で売って品質にもこだわって、その日のうちに作った商品だけで採算がとれるわけないんですよ。
高速のサービスエリアとか駅の売店とか、毎日毎日どれだけ売れ残るか…。
売れ残りをちゃんと廃棄して、1箱700円程度で利益を出せるわけがないでしょう?

良いものを本当に誠実にお客様に届けようと思ったら、それなりのコストがかかるし、量産はできないんです。


だいたい、良いものを安く手軽に手に入れたいっていうのは、ちょっとムシがよすぎるというか、そんなものは無いんです。
無いものを手に入れようとするから、矛盾ができる。

商品だけじゃなくて、サービスも同じです。
良いサービスを受けようと思ったら、それなりの費用はかかります。
だって、そのサービスを提供するために、お店側もそれなりの費用をかけてますから。
私なんて、どんだけ講習会やセミナー受講してるか(笑)
知識を得るための書籍の購入費だってかかるし、良い商品を仕入れるためには、常に情報収集してサンプルを取り寄せるんですが、サンプルがない場合は購入もします。

私は、自分のお店のサービスについて考えるとき、いつもお客様の顔が思い浮かびます。
「この商品は○○ちゃんに良さそうだな」、「△△ちゃんの飼い主さんはこんなことを悩んでいたな」、なーんて。
飼い主さんとワンちゃんの顔が思い浮かぶと、信頼を裏切るようなことはしたくないなって思います。

「だから、うちは信用できますよ!」って言いたいワケじゃなくて(笑)。
うちのサービスが必要ないお客様だっていらっしゃるし、信頼してくださるかどうかは、お客様が判断されることだと思ってるので。


じゃあ、どうやったら信頼できるお店かどうか判断できるかというと…

1番カンタンなのは
「自分にできるだけ近いところのモノ・サービスを選ぶ」
ってことなんじゃないでしょうか。

自分の友達に、たとえばクッキーを焼いてプレゼントするときに、失敗したものを渡したりとか、腐りかけの材料をあえて使ったりとか、絶対しないですよね(笑)。

人間って(特に日本人は)、知ってる人とか顔が見えてるとすごく誠実なんだけど、相手の顔が見えなくなると、途端にいい加減になってしまうみたいです。

自分の商品を買ってくれる人が、近所の○○さん、だったり、親戚の◆◆ちゃん、だったり、親友の△△の娘さん、だったりしたら、ヘタなモンは売れないって思うのが人情でしょう。

ホントは、企業にいる1人1人が、ちゃんとお客様の顔を思い浮かべて、心をこめて商品やサービスを作っていけば、こんなことにはならないんだろうけど、どうもそれは実現不可能なくらい難しいことのようなので。

できないことにパワーを割くとムダに疲弊してしまうので、カンタンなこと・実現可能なことからやっていけばいいと思うんです。

大企業が信頼を得る仕事ができないのであれば、自分で製造過程などを知ることができる身近なお店・小さな会社から購入するようにすればいいんじゃないでしょうか。

これって陽性強化の犬のしつけ方法と同じなんですよね(笑)
難しいことをやらせて失敗させて「No!」って叱るより、やることのレベルを下げて成功したら褒められるっていう体験を積み重ねることで、飼い主との強い信頼関係が築けて能力がグングン伸びるっていう方法。

消費者から遠く離れれば離れるほど、信頼できる仕事をしているのかどうか判断が難しくなるなら、消費者に近く人となりを知っている、身近なお店なら判断しやすいでしょう?

あ、モチロン、ダマされてもいい、病気になってもいいから、安いもの・手軽なもののほうがいいって言うなら、社員の顔を1人も知らない会社からどんどん買ってください(笑)


そして、自分の身の丈にあった商品を選べば、その製造過程にムリは生じないハズ。

たとえば、名物は、作ってる場所に行って、ムリのない数だけ作られたものをちょっとだけ頂くのが1番おいしく味わえるんじゃないですか?
どこでも買えるお土産じゃなくて、その場所のそのお店に行かないと買えないお土産のほうが有難いんじゃないですか?

吉兆の料理人が作ったお惣菜やデザートを手軽に食べられるなんて、中身の伴ってない女子高生がヴィトンのバッグを持ち歩くくらい滑稽なことじゃないですか?

そんな遠くのワケのわらからない食べ物より、地元でとれた新鮮なお野菜やお魚、お肉がどれだけおいしいか。
地元の素材を愛して、地元の皆さんに喜んでもらおうと営業している飲食店がどれだけおいしいか。

ペットだってそうです。
どこの誰だかワカラナイ人間が作った、どんな材料が使われてるかワカラナイ、普通の人間の食品に比べたら不当に安い値段のシロモノを、大事な愛犬愛猫に与えて問題が出たといっても・・・手軽な方法を選択したんだから仕方ない部分もありますよね。

じゃあ身近な人間だったら誰でも信頼できるのか?って聞かれたら、他人を信用できない人間は他人からも信用されないので、自分に聞いてみてください、というしかないです(笑)

でも、少なくとも人を見る目を養うくらいの努力は必要だと思いますよ。
損をしたくなければ、頭を使う必要はあると思います。

少なくとも、1つの企業が信頼できるかどうか検証するより、1人の人間を知るほうが簡単なんですから。


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11月18日(日)「わんこと一緒の運動会」
詳細・お申込は ⇒ 動物福祉活動ブログ





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Last updated  2007.11.02 19:59:40
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