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【愛犬の疑問一問一答】 ペットの健康美肌研究家 渡部ナミのブログ

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ペットの健康美肌研究家・渡部ナミ

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2008.01.23
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カテゴリ:犬の健康全般
※ 緊急チャリティーライブのお知らせ ※
 阿南市山中で飼育破綻した50頭近くのワンコたちを支援するための
 緊急チャリティーライブ開催決定!
「Songs For WAN! ~阿南の犬たちを助けたい~」
 1月27日(日)13:00~16:30 in シビックセンター4Fホール
   この情報を皆さんのブログ・HPで紹介してください!
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知人から、
「友達のワンちゃんがバベシアで治療中なんだけど、貧血で食欲が落ちてしまって。治療が長丁場になるから、病院での治療以外に、サプリメントとか家でできるケアってあるのかな?」
と聞かれました。

バベシアって、関西より北の方はあまり馴染みのない病気かもしれません。
ダニ(マダニ)が吸血することで感染する"バベシア原虫"が、犬の赤血球を壊して極度の貧血などを引き起こし、死に至ることもあるかなり怖い病気です。

20年位前は九州や四国の南部でしか発生してなかったんですが、今は関西一円まで北上してるようです。
これも温暖化の影響でしょうか。
今は人の移動も多いですし、東海・関東方面の皆さんも気をつけておいたほうが良いと思います。

治療法は、薬による駆虫や輸血があるようですが、それは獣医さんにお任せするしかないですね。
薬は副作用が強いようですし、輸血もできる病院とできない病院があると思うので、できるだけバベシア症に慣れた獣医さんを探すのが良いかと思います。

で。
ご質問を受けた家でのケアですが。

まず「食欲がない」ということですが、病気や怪我を治すのは、薬でもなんでもなく、私たちの体が持っている治癒力です。
(薬や手術などの処置は、治癒力の手助け、もしくは治癒力が対応できるレベルまで原因となってるものを減らすだけです)

治癒力というのは、カラダが持ってるエネルギーを使います。
実はこのエネルギー、食べ物を消化するのにも使われます。

野生動物が怪我をしたら木陰で食べ物も食べずじっとしているのは、食べ物の消化に使うエネルギーを、カラダの治癒に使っているからです。
これは、野生動物に限らず、ペットや人間も同じ作用があります。

だから、病気になると食欲がなくなるんです。
カラダを治すために!

そこで、体力がある場合は、ちょっと食欲がないくらいならムリに食べさせないほうが良いです。
まずは体のメンテナンスのほうが優先ですよね。

私たちは、風邪などで食欲がないとき、
「たっぷり栄養をとりなさい!」
って言われた人が多いと思うので(実は普通に体力がある人なら風邪くらいなら食べないほうが早く治るかも♪)、食欲がなくなるとどうしても
「食べさせなきゃ!」
と思って必死になることが多いのですが、動物達は自分で食欲を調節して、治癒にエネルギーを回していますので、それほど必死になる必要はないんです。

ただ、長い闘病や薬の副作用で体力が落ちている場合
これは栄養補給が必要です。

でも、普通に食べ物をカラダに入れると、治癒に使うべきエネルギーを消化に使ってしまう。または、エネルギーが少ないと、食べ物自体受け付けない状態になってしまいます。

そういう場合は、できる限り消化の良いモノ・胃腸に負担がかからないモノを少しずつ食べさせてあげてください。

具体的には、昆布や煮干、野菜などでとった「ダシ」「スープ」が良いです。
そのダシでご飯をドロドロになるまで炊いた「おもゆ」とかでも良いでしょう。
薬で胃腸が荒れている場合は、「葛」を溶いて葛湯・葛練りにしてあげるのも良いです。

そんなスープだけで大丈夫なの?とか、自分で作ったものでは自信がない、という方には、こんな便利な商品もあります。


 「栄養スープの素」
 消化にエネルギーを使わない、病気療養中におすすめの食品。


また、バベシアの場合、貧血が酷くなるので、貧血に良いサプリを一緒に摂ると良いです。

それが、ミツバチ花粉
どうして貧血に良いのかは、上のリンク先に詳しく書いてありますのでそちらをご参照ください(笑)。

上のサイトによると、
「ミツバチ花粉には、16のビタミン、27種類のミネラル、18種類の酵素、22のアミノ酸の他、核酸、抗菌性物質、植物ホルモン、各種生理活性物質など、96種類以上の成分から構成されています。」
とありますので、栄養スープとともに食べさせてあげれば、栄養面・療養中の体力作り、という点ではほとんど心配ないと言えるそうです。

貧血のときはレバーなんかを食べさせたくなりますが、肉類は消化が悪いので、具合が悪いときは避けたほうが良いでしょう。
特に、解毒器官であり毒素を溜め込む肝臓(レバー)は、健康時ならまだしも、病気のときは逆に消化に負担がかかりそうです。

どうしても食欲がなくてどんどん体力がなくなっていく、という場合は、レバーやお肉などの香りが強い食材・食べたそうにする食材を、茹でるよりも炒めるほうが香りが出るので炒めて、ペースト状にして香り付け程度にスープに混ぜる、くらいでしたら大丈夫だと思いますが、大量に食べさせるのはちょっとキツいと思います。
できれば、お魚で香り付けしてあげるほうが良いでしょう。
少量でもレバーを使う場合は、しっかり下処理(血抜き)するのが無難でしょうね。

ちなみに、点滴で血管から栄養を入れると…ごにょごにょごにょ
(医者でない私が公言していいかどうか分からないので、知りたければ直接聞いてください(苦笑))


で、栄養スープの素とミツバチ花粉で体力が回復してきたら、今度は治癒力がしっかり働くための準備をしてあげます。

それが、デトックス。

治癒力を妨げるのは、「細菌感染」や「化学物質」、「重金属」などのカラダに溜まった毒素です。
できる限りこの毒素を取り除いてあげると、治癒力が働きやすくなります。

バベシアには治療薬がありますが、全て駆虫してしまえるワケではないようで、最終的にはバベシア原虫をカラダに持ちつつ、免疫力との平衡を保っていく、というのが「治った」という状態なんだそうです。
(バベシアキャリアだけど免疫力で症状が出ない状態にもっていく、ということ)

「細菌感染」「化学物質」「重金属」のデトックスには、良いサプリメントがあります。
須崎動物病院サプリメント

実は、上記サプリメントの一部と栄養スープの素は、あにまるわいやーどでも購入できます♪
お店に来ていただいたら、私が詳しくご説明します。

お店に来るのが大変、という方は、あにまるわいやーどWEBショッピングコーナーからもご購入できますのでご利用くださいね!
(価格は須崎動物病院のサイトと同じですが、ポイントが付くのと、合計1万円以上お買い上げで送料無料になるのでお得にお買い物できます。一緒におやつやほかの商品も買えますし♪但し、サプリメントは須崎動物病院ほど商品数はありませんのでご了承を。)


最後に、バベシア症を予防するにはマダニを予防すればよいのですが、実はフ○ントラインなどのノミ・ダニ予防薬では100%マダニの吸血を予防することはできません。
これは、フ○ントラインのWEBサイトにもハッキリ書いてあります。
マダニの生態
↑の下のほう「マダニの駆除」をご覧下さい。

どうして予防できないかというと、フ○ントラインのようなスポット薬や飲み薬による予防は、1度体についたダニが吸血をするときダニの体に薬が入って駆虫ができる、という仕組みです。

でも、バベシア原虫は、1回目の吸血のときに犬の体に入ってきます。

ということは、薬による予防は、あまり効果がないともいえます。

では予防はできないのか?というと、そうではなく、ノミやダニが寄ってきにくい体を作ればよいのです。

ノミやダニなどの害虫は、体の表面に老廃物が沢山出てきていたり、体臭がきつい子、皮膚(のバリア機能)が弱い子が好きです。

では、水分タップリで添加物の少ない質の良い食事をしておけば、老廃物はちゃんとオシッコから排泄されて、体臭も減る(もしくは無くなる)ので、害虫がよりつきにくい体になります。

そういった食事は、皮膚も丈夫にしてくれます。

それにプラスして、害虫が嫌うハーブを食べたり、スプレーなどを作ってその成分を体にまとうことで、より害虫が近寄りたくない体になります。

また、最近は、こういった商品もあります。
カタンドッグメタル
(↑この商品も、来月あたりからうちで扱う予定です)

こういった対策をしつつ、猟やトライアルなどで山の中に入る必要のある子以外は、草むらに入らないように気をつけていれば、危険性はグッと減ります。


徳島では、特に一昨年あたりからバベシアにかかった子の話が沢山耳に入るようになっています。
獣医さんも、ここ数年ものすごく増えているとおっしゃっていて、注意を呼びかけています。

感染すると命にかかわる病気だし、治療も長くかかるそうなので、予防策・対応策を知っておいて、愛犬の命を守ってあげてくださいね!



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【緊急SOS!】
徳島県阿南市の山中で多数飼育されている犬たちが
フィラリアに集団感染しているおそれがあります。

里親探しができるかどうか探っていた矢先に分かったことで、
里親に出すには検査・治療が必要になってきました。
このワンコたちの里親探しに動き出している動物愛護グループ
HEART(ハート)」では、緊急支援を求めています。
これを読んで、「なにかしたい!」と思った方は、
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Last updated  2008.01.23 12:17:50
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