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梅木水晶の日常

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2014年01月06日
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カテゴリ:ヒモとの生活
男と暮らしていた頃、私はスーパーのお惣菜売場で働いていました。
朝から晩まで体をフルに動かしていなければならないような、
大変忙しい職場で、発注計画や製造計画の立案などの、
いわゆる「机の上で出来る仕事」は、
家で、休みの日に計画を立案し、計画が出来上がり次第、
休みの日のうちに、会社に発注内容を送信しに行くといった感じでした。

そういった状況でしたので、私は、
休みの日は出来るだけ、自分の好きな事をしたり、
家でゆっくりしていたかったのです。

しかし、休みの日は休みの日で、
私は、男の、金にもならぬ男の仕事を手伝わされていました。
(男がそう言っていただけで、実際はお金になっていたのかも知れませんが、
 真偽のほどは未だに闇の中です。)

絵の黒い部分を塗るベタ塗り、
鉛筆で描いた部分を消す消しゴムかけ、といった簡単なものをはじめ、
近所のコンビニまで、「ネーム」と呼ばれる、
漫画の下書き原稿のコピーをしに行くのは、
専ら私の役目でした。

だって、男がコンビニに原稿をコピーしに行くと、
コンビニの店員や、他の客から、
何をコピーしてるのか、横や後ろからのぞきこまれるわで、
とても落ち着いてコピーなんて出来る状況ではなかったそうですから。
(本当にそんな事があるんでしょうか?)

私が男と住んでいたワンルームマンションには、
男が「僕の仕事には絶対に必要な物だから」と言うので、
ファックスこそ購入しましたが、
コピー機は購入しませんでした。

一部屋しかないこのワンルームマンションのどこに、
会社に置いてあるようなどでかいコピー機を置く場所がありましょうか。

ですから、私は男に言われると、
家から1km弱離れたコンビニまで、
漫画の下書き原稿のコピーを取りに行かなければなりませんでした。

私はいつも、
「自分の仕事のものなんだから、
 原稿くらい自分でコピーしに行くべきでは」と思っていました。

私が一度、
「今、私も発注計画で忙しいから、
 犬ちゃん、自分でコピーに行って貰ってもいいかな。」
と言った事がありました。

すると男は、
「水タン…君の仕事が忙しいのもわかるけど、
 僕も僕でやる事があるんだよ。見てわからない?
 どうせ君は、僕の仕事なんて、君のお給料から比べたら、
 大したお金にもならないんだろうと思ってるかも知れないけど、
 僕の奥さんになる人だったら、
 原稿のコピーをしに行くのくらい、
 手伝ってくれてもいいんじゃないの?
 家にコピー機があったらさ、
 水タンにこんなお願いしなくたって済むんだよ。
 でもね、何度も言うようだけど、
 僕は、君と住む為に、東京から何もかも捨てて、
 この、何もない田舎町に引越して来たの。
 コピー機も、コピックも、全部捨てて。」

コピックというのは、絵を描く時に使う筆記具で、
色の濃淡が上手く表現できるペンだそうです。

東京から引越してくる時、他の人間に使われないように、
コピックのキャップは全て外して捨ててきたと言っていた男でしたが、
やはり、仕事をする上でコピックは必要であるという事で、
私の住んでいた愛知に来てから、新たに100色ほど購入しました。
買い直すくらいなら捨ててくるなよ、と思いました。
勿論支払いは私です。

コンビニまで、男の漫画の下書き原稿(ネーム原稿)をコピーしに行く時は、
プラスチック製の原稿ケースのようなものに入れて、
コピーに行っていたのですが、
天気の悪い日など、原稿ケースに入れたままの状態で持ち歩こうものなら、
烈火の如くキレられる事がわかっていたので、
私は、自分の上着の中にしまい込むように、もとい、抱え込むようにして、
原稿をコピーしに行っていました。
上に羽織っているものの中に隠す、とでも表現すればいいのかな?

その様子を見た男は、
「水タンにしてはいい心がけじゃない。
 僕の大事な原稿、って事がだんだんわかってきたんだね。
 さすが、僕の奥さんになる人だ。
 僕が言わなくてもわかってきたなんて、
 僕、水タンのそういう変化が嬉しいな。」
と言っていました。

私は「アホが」と思いました。

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最終更新日  2014年01月07日 14時28分00秒
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