梅木水晶の日常

私が男と一緒に暮らしていたマンションから逃げ、
実家のある山形に引越して来てから、
割とすぐに私の高校時代の友人の結婚式があり、
その２次会の席で私の隣に座ってい男性が、
私の今の旦那さんです。

私が言うのもおかしいですが、
旦那さんは私には勿体ないくらいの、
大変よく出来た旦那さんです。
つまり、今現在私の置かれている状況は、
「めでたし、めでたし」といった状況です。

しかし、私が犬のような男と暮らしていた頃のうんざりエピソードは、
まだまだ腐るほどあるので、
ネタがなくなるまで書かせて頂きますね。

男には、友達がおりました。
男が少年雑誌で連載を持っていた頃の、
担当編集者の方なのですが、
その男性は、井上さんと言いました。

私の仕事の長期休暇を利用して、
東京に遊びに行く事になった時に、
井上さんと、井上さんが一緒に住んでいる女性（センカさん）と、
一緒に飲みに行こうという話になりました。

私は、井上さんやセンカさんとは、
ソーシャルネットワーキング上では交流がありましたが、
実際に会った事は一度もなかったので、
オフ会のような感じを想像して頂ければよろしいかと思います。

居酒屋での会話は、以下のような内容でした。

井上「犬君は今、何の仕事をしてるの？」
犬　「ギャグ漫画の連載を持ってるよ。」
井上「収入は？」
犬　「何か、僕が今住んでる所が、東京みたいにしっかりしたとこじゃないから、
　　　連載で得られるはずの収入が、ちゃんと僕の手元に入ってこないんですよ。
　　　だから、若干、水タンには助けて貰ってる感じですかね。」

その発言を聞いた井上さんの彼女、センカさんが、
「…じゃあ、収入の柱は水晶さんって事になるのね。
　犬さん、もっとしっかりしなくちゃ駄目よ。
　水晶さんにおんぶにだっこなようじゃ、
　男性として恥ずかしいと思わなきゃ。」

センカさんにそう言われてしまった事が、
男は猛烈に腹が立ったようで、
２人と別れた後に、
「水タンがトイレに行ってた時に２人が言ってたんだけど、
　センカさん、君の行儀の悪さに、凄い驚いてたみたいだよ。
　敬語もまともに使えない女だ、って。
　僕、井上さんから、テーブルの下から、
　『お前の彼女どうにかしろ』って、
　ずっと足蹴られてたんだからね。
　僕、もうあの２人には恥ずかしくて、
　顔、会わせられないよ!!」と言うのでした。

私が男にこの事を言われてから数分後、
男の電話に、井上さんから
「まだもうしばらく東京にいるんだったら、〇日にまた会わないか？
　センカも、水晶さんともっと話したいみたいだったし。」と、
連絡がありました。

私の行儀の悪さに驚いていた人たちから、
また会いたいと打診が来るとは…と、私は若干驚きました。

男は「ちょっと予定があるから、会うのは無理かもしれません。」と、
井上さん達とまた会うのは、断わっていたようでした。

今後の私達の予定は特になく「自由行動」だったのですが…。

井上さんからの電話を切ってから男は、
「何が『また会わないか』だよ…!!
　センカって女もさ、あんな、水タンの肩持つフリして、
　僕に偉そうな事言うんじゃないよ…!!
　何の事情も知らない癖に…!!
　いい歳して、学級委員の女子か!!
　水タンも水タンで、センカさんに肩持たれたのをいい事に、
　だだ黙ってないでさ、
　『そんな事ないです、犬ちゃんには、家の事色々やって貰ってます。』とか、
　気の利いた事言えない訳?!
　僕のメンツ丸潰れだよ!!
　あれじゃ、ほんとに僕がどうしようもないヒモみたいに思われて終わりじゃないか!!
　このままじゃ、僕、あの２人に会う気にはなれないね!!」と言うのでした。

私は、センカさんの言ってた事は事実なんだから、
それ以上は何も言えないなと思いました。

ヒモ　働かない　同棲　同居　内縁関係　暮らす　暮らし　精神的ＤＶ　ドメスティックバイオレンス　ストーカー　束縛　逃げ　配偶者　彼氏　恋人　我慢　耐える　耐えられない　暴力　警察　相談　ミクシ　ｍｉｘｉ　フェイスブック　ｆａｃｅｂｏｏｋ