梅木水晶の日常

私は、ミクシィというソーシャルネットワーキングサイトで男と知り合ったのですが、
男と知りあう前から、日常の様々な事を、ミクシィの日記上に書いていました。

男と一緒に暮らし始めてからは、
「僕達二人が一緒に住んでいる事は、
　ミクシィの皆には内緒にして欲しい。」という男からの希望で、
私は男と暮らしていた二年間は、
ミクシィに日記は書いていませんでした。

私が男と暮らす前に、
私が書いていた日記を読んで男が言った事は、
次のような事でした。

「水タンは、自分がよい事をしたつもりで、
　自分がしてしまったその事で失敗をしたとしても、
　私は何も悪くなかったのですが…みたいな顔をして、
　被害者面をした文章を書くのがとても上手いよね。
　水タンの日記を読んでる水タンの友達は皆、
　水タンの味方だから、 水タンの言う事を盲目的に信じる。
　それが僕にはとても不愉快だ。
　だから僕は正直、水タンにはミクシィにログインしないで欲しいし、
　ミクシィを退会して欲しい。」
といった内容の事でした。

「水タンがミクシィで仲良くしている人たちは、
　水タンに何をしてくれるの？
　ネット上での付き合いなんて、うわべだけの付き合いじゃないか。
　僕は水タンの事を誰よりも愛しているけれど、
　ミクシィの人たちは、そこまで水タンの事を大切とは思っていないよ。
　僕は、一生一緒に水タンと生きていくつもりでいるけど、
　水タンはその人たちと、一生一緒に生きていく訳でもないのに、
　どうしてそう皆にいい顔をしようとするの？」 と言われ、
私は、開いた口が塞がりませんでした。

私が男の元を逃げてからは、
「毎日のように僕のミクシィに、
　君の友達から嫌がらせのメールが来るよ」と
男からメールが来ましたが、
私の友人たちに、男に何らかのメッセージを送ったかどうか事実確認をした所、
男にメッセージを送った私の友人は、一人もいませんでした。

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