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カテゴリ:亀の事。
ネコはある日、カズヤと外を散歩した。
カズヤの腕の中にいるまま、外の空気を吸った。 でもネコはいつもと少し違った。 カズヤはまだネコの異変には気づいていない。 ネコはとても、体中が痛かった。 そして何ともいえない位体中が熱かった。 普段なら喉を鳴らして甘えるのに そんな簡単な仕草をする気力もなかった。 カズヤの心臓の音は同じリズムで動いている。 カズヤが異変に気づいたのは、ネコの息が荒かったから。 抱っこしていると、いつもはおだやかな呼吸だったのに おだやかなんかじゃなかったから。 カズヤはすぐにネコを病院に連れて行った。 「・・・風邪ですね・・・。」 カズヤはネコでも風邪をひくことを知らなかった。 ネコはまだ眠ったまま、呼吸も整っていなかった。 カズヤは家に連れて帰ろうとして、ネコを車に乗せた。 助手席でもなく、後ろの席でもない、自分の膝の上に乗せた。 注射が効いたのか、ネコは熱いのが消えていったし、呼吸も安定した。 ネコが目を覚ますと、カズヤも寝ていた。 体が重くなかった。 呼吸も普通に出来てた。 ネコにとってはとても不思議なことだった。 カズヤが目覚めると、カズヤはネコを抱いた。 「ごめんね。」と言うカズヤを見てネコは分からない感情を抱いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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