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カテゴリ:亀の事。
ある日、ネコがカズヤのいないカズヤの家を歩いていた時。
突然、真っ暗になってしまった。 何かをカリカリしても開かない。 鳴いてもカズヤはいない。 何かがたくさんあってすごく狭い。 ここはどこなんだろう。 カズヤにもう会えないかな。 ネコはそのことばかり考えていた。 そして、たくさん鳴いた。 カズヤが気づいてくれるまで。 ネコは眠ってしまった。 カズヤはもう助けてくれない気がした。 家から出たはずはない。 なのにこんなところ見たことなかった。 再び何かをカリカリ。 爪が削れてしまうけど、カリカリカリカリ。 カズヤが気づいてくれるまで。 カズヤがドアを閉める音が聞こえた。 ネコは必死に鳴いた。 カリカリもいつからか音が強くなっていった。 カズヤはネコがいないことに気づき、ネコの声が聞こえる方へと歩いた。 ―カチャ― ネコの目の前には大好きなカズヤ。 カズヤは笑っていた。 「なんで物置に入っちゃったのー?」 モノオキ・・・? ネコがカリカリしていたところは、ドアの色が薄くなっていた。 「閉じ込められたかと思ったの?」 カズヤはネコを抱っこしたままネコに聞いた。 ネコは小さく鳴いて、カズヤの腕の中へ。 寂しかった。 ただ思うのはそれだけだった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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