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ひよことチョコのお家

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anneelf

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2006年10月02日
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カテゴリ:その他

うちの子、生まれたときから3歳まで、障碍があるかも??なんて考えたこと一度もなかった。
確かにスーパーで寝そべって泣いたり、人見知り・場所見知りがものすごく強かったり、
喜怒哀楽が激しかったり、などなどあったけど、子供ってそんなもんだと思ってた。
一人目だし、魔の二歳児、三歳児っていうくらいだし。
場所見知りと人見知りはちょっとひどすぎるかなぁとは思っていたけど。

今年の4月に幼稚園に入園し、2ヶ月たっても返事・歌・手遊び・会話、声を出すことがないと
言われた。心配になったけど、卒園までには出来るかななんて気長に思っていた。
知り合いに娘の話をしていた。ちょっと世間話みたいな、軽い気持ちで。
「うちの子返事しないし、固まるし云々…(笑)」そしたら、「何か発達に問題があるんじゃない?」
と言われた。そして、次々に娘の気になるところを知り合いがあげ始めた。
「喃語が早くて、言葉も多いけど、会話が成り立ちにくい、一方的」「遊びも一方的」
「場所見知り、人見知りが極端に強い」「こだわりがある」「以前にクレーンが見られた」
「育てやすい」「パニックを起こす」その他諸々…。
会話が成り立ちにくいのは感じていたけど、言葉の遅い早いは個人差があるし、
娘は遅い方なんだろうと思っていた。一人遊びはよくするけれど、友達と一緒に遊ぶことも
好き。場所見知り等は気になっていた。こだわりはないと思っていた。クレーンは気がついていない。
決して育てやすかったわけではない。パニックは、魔の2歳児(当時は)??

そこから、私はおかしくなったと思う。どの親だって、我が子に障碍があったらと考えると、
不安になるし、怖くなるし、これからどうしていけばいいのだろう、と途方に暮れるのでは
ないだろうか。ネットでいろいろ調べ、幼稚園に相談し、ちょうど3歳児検診もあったし、
とりあえず保健センターに相談した。幼稚園では障碍はないと思うと言われた。
緘黙はあるかもしれないけど。もし障碍があった場合、早くからの取り組みで予後
もいいという話は知っていた。そして、発達を専門に診てくれるクリニックを紹介して
もらった。事前にそのクリニックに予約をしたのだが、初診は3ヶ月待ちといわれた。
紹介状のおかげで、それが1ヶ月以内に診てくれるということになった。
心配したままで3ヶ月いるなんてできなかったから、予約がとれたことにほっとした。
でもその日までさえ、私には長く感じた。しばらくは不安で泣いて暮らした。
娘がとんちんかんな会話をすると、イライラして、娘にきつく当たっていた。
娘が悪いわけでは全くないのに。本当に申し訳ないことをした。
虐待をする親の中に、発達障害をもった子の親も多いらしい。その気持ち、わかるような気がした。
虐待まではいかなかったけど、でも、気持ちに余裕がなくなって、イライラしたのは確かだった。

7月終わりに1回目の受診。問診等。事前に発達の記録などは郵送していたので、
簡単に。8月の終わりに発達検査。娘は何もしませんでした。これはわかっていたけど。
9月の半ばに親だけ行ってまたまた問診。そして10月2日、診断がおりた。
でも、娘はSTと話すことはなかったし、検査も何もしなかったから(場所見知りと人見知りから)、
正直どこまで本当の診断かは定かではない。でも、いろんな観点から娘は問題なしと言われた。
障碍がなかった(と思われる)ということにはホッとしたけれど、でも、すべてが
安心できたわけではない。娘は場面緘黙症という要素はもっている。

場面緘黙症、ほとんどの人が聞いたことないと思う。家ではうるさいくらいよくしゃべるのに、
場所が変わると、例えば学校だとか幼稚園だとか、話せなくなる。話したくないのではなくて、
話せなくなる。ひどくなると、固まって、動けなくなる。ご飯も食べられなくなる。他人との
コミュニケーションがとれなくなる。これは性格的なものもあり、極度の恥ずかしがりの子が
多いらしい。娘は確かに極度の恥ずかしがり屋だ。場面緘黙症という病気を見つけたときには、
まさにうちの子だと思った。今は80%くらい改善された。でも、環境の変化に弱いことは
確かだから、年少に上がるとき、小学校に上がるとき、なにかしらフォローしていかなければならない
と思っている。必要あれば病院にアドバイスもらいながら。

そしてもう一つ気になるのが会話。やっぱり会話に成り立ちにくい。突然脈絡もない話を始める。
でもこれは、語彙数が増えてないわけでもないし、わずかながらでも会話になることが
多くはなってきているので、様子を見ていくことにした。言語療法を受けても、決してマイナスに
なることはないし、むしろプラスになるのだから通ってもいいのだが、お金もかかるし、
二人目も生まれるので、家で様子見ということに。私の周りに、娘と同じくらいの年の子が
いないから、3歳がどの程度会話になるのか正直わからない。知ってる子はみんな言葉の
早い子で、娘よりははるかに会話になっている。だから余計娘は言葉が遅いと思った。
でも幼稚園の先生には、ちゃんと会話になっていると言われたし、主語がなかったり、
突然突拍子もないことを言い出すのは、2歳児、3歳児には普通のことですよ、
といわれて安心した。

娘を生んでから今まで、こんなに娘のことで悩んだことはない。
そして、娘のことを考えて、真剣に向き合ってきたこともない。
すごく不安な日々だったけど、自分と娘の関係をかえる、いいきっかけになった。
たとえ娘に障碍があったからといって、娘は今まで通りかわいい娘であることにはかわりない。
でもやっぱり、診断がおりるまで親として願ったのは「障碍がない」こと。

今二人目がお腹の中にいて思うこと。性別なんて男でも女でもどっちでもいい。
どちらといったら女…とかそんなのは漠然とあるけれど、本当にどっちでもかまわない。
ただ、健康に、何も障碍がなく生まれてきて欲しい。それを切に願っている。

一人目の時には女の子がいい♪なんて妊娠・出産・親になることを簡単に考えていた。
でもこうしていろいろ考える機会があると、子供が元気に生まれてくる、障碍がなく生まれてくる
というのはすごく奇跡に近いことなんだって思える。
子供を産む、育てるって、すごく責任重大なことなんだなぁと思える。それに気づくこと、
娘の今の状態に感謝すること、それを気づかすために、今回の試練(かどうかはわからないけど)??
を与えられたのかも。

もう一つこの経験から思ったこと。子育てをしていると、なにかしらみんな不安があると思う。
「3歳になったのに言葉が出ないのよ」とか、「落ち着きがないのよ」とか、いろいろ。
以前ならそのとき、言葉は個人差があるからねぇ、そのうち話せるようになるよとか、
男の子は言葉が遅いって言うし、とか、言っていた。大丈夫大丈夫、みたいな感じで。
それってすごく無責任な言葉だって思った。相手を安心させる言葉かもしれないけど。
本当に言葉が遅いだけならいいけど、それって誰もわからない。
子育てのアドバイスって、すごく難しいって気づいた。あと、親の感って当たるってことも。






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最終更新日  2006年10月06日 14時15分36秒
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