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2010年11月05日
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金曜の夕方、
お通夜に向かうバスの中。

ランドセルに体操着、給食着にうわばき。
大荷物の小学生がたくさん乗り込んできた。

バス停に着くたびに3-4人ずつ降りていく。

あらら、4年生くらいの、大声で場を仕切っていた
ジャイアン君がいた席に、大荷物の忘れ物。

隣にいたチビちゃんはあわてもせず、
二人分の大荷物を抱えて次の停留所で降りるらしい。

チビちゃんが降車ボタンを押しに立ったときに、
停留所でもないのにバスが停まってドアが開いた。

どうやらジャイアン君が忘れ物に気付いて、
外から運転手さんに合図したらしい。

チビちゃんが大荷物を仕分けして
次々に外に渡している。

そのたびにジャイアン君の大きな声。
  ありがとね~!
  ありがとね~!

何事もなかったようにドアが閉まり、
自分の荷物だけになったチビちゃんは、
もう一度背伸びして、降車ボタンを押していた。

なんだかすごくかわいくて微笑ましくて暖かくて、
喪服の私は、一人でニヤけてしまった。

それにしても、
チビちゃんはジャイアンの大荷物を、
どうするつもりだったんだろう?








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最終更新日  2010年11月23日 12時32分48秒
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