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2010年11月27日
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先日、「ショージとタカオ」を観た友人と会った。

あの映画の最後に、桜井さんの奥さんや布川事件関連の本の著者や弁護士さんや、
何人かが挨拶をした。
「その中に、「裁判員裁判はよくない」という主張を強くいう人がいたんだけど
 冤罪を生まないためには裁判員裁判は効果的なんじゃないの?
 どうして、あんなに「よくない!」って強調していたの?」

と、友人は疑問に思ったとのこと。


「裁判員裁判」に賛成する人も、反対する人も、
その根拠は多岐にわたり、(同じ賛成でも根拠が真逆の場合もあるんじゃない?)
言い切る人も、結構条件付きだったりするんだと思う。



最近、裁判員裁判で死刑を求刑するか否かがよく報道される。
裁判員の苦悩の声が生で語られるシーンもよくみる。


今までの裁判が、検察の言い分を重視するばかりに、
「市民感覚」とズレた判決を下すばかりでなく、
市民でも疑問を抱くようなあいまいな起訴内容で冤罪を生むこともある。

裁判員裁判制度が導入され、
司法に「普通」の人の感覚が生かされるようになったと歓迎する意見も多い。


江川紹子さんも、検察に批判的だし、
裁判所の出す冤罪判決にも丁寧に取材し問題提起をし続けている人にもかかわらず、
裁判員裁判には諸手をあげて賛同を示さない部分がある。


その背景は、こういう所にあるのかな…と感じる。



友人との話は冤罪から離れ、「もし自分が裁判員になったら…」って話に至った。


たった何日かの裁判で被告人の量刑を判断することはできない。

裁判員になった時に一生懸命考えたこと、悩んだことを
誰にも話さないなんてことはできない。

被害者と加害者両方の気持ちの板挟みになることには耐えられない。




裁判員になれって手紙が来たら、
「守秘義務が守れません」っていう理由で拒否してもいいのかな?って友人が言った。

うん、私もそうしたいかも。







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最終更新日  2010年12月01日 11時32分45秒
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