養護施設入所児童への子供手当ては「安心こども基金」から交付しているが、
同基金からの支給金は貯金が認められてなかった。
大学進学や施設退出後の為に貯金してあげたいと
養護施設関係者は以前から考えていた。

タイガーマスク運動で養護施設の実態に光があたった事も影響して、
この1月、貯金が認められるようになった。

そこで次なる問題。

親と同居してない子の口座開設には
本人確認に時間がかかるなどの困難が多く
金融関係者も運用緩和を求めていた。

これまたタイガーマスクの影響か、緩和されることになったらしい。


タイガーマスクが現われなければ、
現場の生声が実現しないってことに腹が立つ。

でも、結果的にはよかったねって思う。

養護施設に限らず、現場はいろんなことに困っている。
当事者は困っていることの本質が何なのかにも気がつかないくらい
いろんなことに困っている。

困っている人々の声に丁寧に耳を傾け
制度を見なおしていくことこそ政府の仕事のはず。

政争ばかりに奔走する政治は政治と呼びたくない。


でも、エジプトのエネルギーをみると、
いろんなことに困っている人々が黙っていなくなって、
困りごとの範疇を超えて手を結びあえば
必ず風は起きるのではないかと
そんな希望を感じてしまう。

タイガーマスクがその端緒になればいいな。