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2011年08月15日
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カテゴリ:映画・ドラマ

井手洋子監督『ショージとタカオ』K'sCinema


k'sCinemaはなぜに3ヵ月もショージとタカオの上映を続けたか。
3/16判決→19日ベストタイミングで封切りの予定が、
震災で判決は5/24に延期。

事件や映画を取り上げるはずだったマスコミも予定変更。

停電や震災後の不安で客足も激減。
最悪のスタート。


判決が延びたなら上映も続けよう、と腹を括った支配人がすごい!

布川事件に関係ない「映画に携わる人」としての心意気。
映画はともかく「おもしろ」くなくちゃ!と語る酒井支配人。
3ヵ月のロングランは珍しいとのこと。
でもやってよかった!と副支配人。

K'sCinema、かっこいいぞ!



158分という長編ドキュメンタリーは上映スケジュールの組み方が難しく、
上映館探しに苦労している監督。

K'sCinemaの支配人は語る。
「監督が決めた長さを上映の回転に合わせればいいだけのこと。
長かろうがそれが監督の必要とした長さ。それが作品なのだから。」

さらにK's Cinema支配人「ショージとタカオ」の井手監督について。
ドキュメンタリーは撮る側と撮られる側の距離の置き方が作品を決める。
井手さんの距離感は絶妙。
14年の長きにわたりその距離を上手に保ちながら
信頼関係を築いていったことが映画に表れている。
と、絶賛Thanks!

さて「ショージとタカオ」。
人生のいい時を冤罪に奪われたと思えない二人の人柄が明るく前向き。
後半は事件と裁判の経過がテンポ良く描かれ、
音楽と語りがかっこよくて、いい映画だ。

判決後にみたら裁判の長さ、不当さ、
二人や弁護団支援者の歩みの厳しさを改めて感じた。


あんまりにもK's Cinemaの酒井支配人がかっこいいので宣伝を一言。

後からいらした副支配人もすごくさわやかな方。
ショージとタカオは終わりましたが、新宿東南口の映画館。
程よい小ささと椅子・音・スクリーン、すべてが心地よい映画館。
小さいロビーと広く清潔なトイレもうれしい。







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最終更新日  2011年08月16日 00時32分27秒
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