カテゴリ:ドラマ
明日6月30日からBS日テレ月~金で『緑豆の花』が放映されます。
BS日テレ『緑豆の花』 少し前に『ペントハウス』について変な吠え駄文を綴っておりましたが、あの当時から本気で人様にオススメしたいのは『緑豆の花』のほうだよな…とか思ったりしたものです。 『ペントハウス』は面白ジェットコースターなドラマで、ある意味無邪気?に楽しめる作品だったのですが、『緑豆の花』のほうは視聴中も見終わった後も『歴史とは』『信念とは』みたいなマジ思考が脳内でグルグルする、深く重厚な作品でありました。 昨年全話視聴して以来気になった回を時折見直しておりましたので、今回の放送を知った折「え、もう再放送するの!?」とけっこう驚いたのですが、「重いドラマだったけど、最初からまた見たい…」と思った方が多く、再放送希望が殺到したのかな…と推察中です。 初見当初は家族が韓国時代劇好きで見逃すことのないよう予約録画したものの、自分は「なんか見るのつらそうなドラマだからスルーかな~」としばらくは放置状態でした。同時期『女神降臨』のほうを熱心に見ていたのですが(←イケメン目当てに☆)、その合間に「本格骨太時代劇!『緑豆の花』ッ!』と熱いCMが入っていたこともあって、だんだん気になって参りました。 ある時家族が録画再生中、後ろからチラ見した際に登場人物らが『(近代における)文明の光と影』を論じていて、数分のそのやりとりに妙に惹かれ、後日最初からちゃんと視聴した折にはそれらのセリフをメモするほど魅了されまくっていました。 一連のセリフはその後の展開の伏線にもなっていて、これから朝鮮国が「文明開化して有頂天な隣国」に蹂躙されてしまうことを暗示していたのだと、後で気付きました。 そうです。明治維新後に欧米列強に続けとばかりに周辺国を狙い始めた日本が『敵』なドラマなのです。 ってな辺りで「日本バンザイ」な方々にとっては「そんなの放送すんなよ」なお気持ちになられるのでしょうけれど、『緑豆の花』は「日本の大陸進出はまだまだ止まらないぜ、ウェーイ♪」な状態のまま終わってしまうので、そんな皆様にも御安心の上?ご視聴になれるかと存じます。 ドラマ制作陣もそこはそれ日本でも人気が出てくれないと困るわけで、韓国の皆様からすれば「日本軍の描かれ方、マイルド過ぎ!」とお思いなのでは…とも。 そうそう、『鬼滅の刃』が韓国で公開されるにあたって主人公の耳飾りが旭日旗を連想させるというので修正された…という話を知った折、「そこまで似てない気がするけど、そんなに嫌われてるんだなぁ…あの旗」と思ったものですが、同様の思いを抱かれた方々にもご覧いただきたい気持ちです。 あの旗が、どれほど朝鮮国の誇りを踏みにじったのか肌感覚で分かった気がして、その点でも鑑賞して良かったな…と思えるドラマでした。 単純なオススメ駄文にするつもりが、視聴時の感情をあれこれ思い出してとりとめのないものになってしまいました。 とにかく『脚本がしっかりしていて俳優陣が全員上手い本格時代劇』に飢えておいでの方に、自信を持ってオススメしたいドラマなのです。 …物語が終わった後も、しばらくは登場人物のその後を案じる日々を送ったものでした…。(真顔) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023年06月29日 18時19分21秒
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