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Kadomania

Kadomania

2008年07月12日
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カテゴリ:DrummerWorld
先日、我らが角輪のアイドル!?(笑)、にゃんこ先生が、

ブログ開設一周年をお迎えになられた様です。

角松さんを愛する、そしてそれ以上に「酒」を愛する、

お笑いオネー様の一執念、違う、一周年をみなさんで、

お祝いしませんか?

角にゃんこさんブログ

「酒とにゃんこと角松敏生」


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本日は「DrummerWorld」第三弾でございます。

ご紹介するのは、JOURNEY(ジャーニー)の

DEEN CASTRONOVO(ディーン・カストロノヴォ)

です。



今月の15日に、いよいよ新生ジャーニーのニューアルバム

が発売される事になったのですが、それを勝手に記念して(笑)、

1~2回ジャーニーネタにしてみようかと思っております。



みなさん、ジャーニーというバンドはご存知ですか?

いや、ご存知ですね(笑)、お好みですか?

「産業ロック」という、揶揄的に表される音楽の代表格で、

ファンも多ければ、アンチもまた多いという典型的なバンド

な訳です。

ですが、おいらは圧倒的に、彼らの生み出すメロディアスロック

のファンでございます。

今回はドラマーワールドと言う事で、ディーン・カストロノヴォに

スポットを当てますから、バンドの詳細は、新ヴォーカリストの件と

合わせて次回にまわすといたします。



さて、ジャーニーのドラマーというと、何と言っても、長期にわたって

君臨したスティーヴ・スミスの名前が真っ先にあがるかと思います。

ジャズをベースとしたスミスのねばりのある、重たいドラミングは、

跳ねがちなジャーニーのサウンドをアダルトなテイストに仕上げていた

立役者ではなかったか?と思います。

バンド結成時は、エインズレー・ダンパーが居ましたし(この方は

後にジェファーソン・スターシップに移籍する)、その他、ゲストドラマー

として、

プレスリーなどのバックを努めた大ベテラン、ラリー・ロンディン。

エアプレイ、ジョージ・ベンソンなどのバックで活躍していた

マイク・ベアードなどなど、やはり売れるバンドや、売れる音楽の影には、

優秀なドラマーが必ずいると、改めて認識する次第でございます。



ポップロック、産業ロックと言われ続けたジャーニーが、幅広いファンを

獲得しつつ、35年もの長きに渡って活躍し続けている一つの要因が、

この幅広い音楽性を持ったドラマー達とベースを担当するロス・ヴァロリー

のリズム隊が奏でる、AOR的、ジャズ的、フュージョン的なサウンドにも

あったのでは?とこれまた勝手に推測しております。


ところが、本日の主役は、スラッシュメタル、ヘヴィメタル出身のドラマー

なので、今までとは随分と毛色が違います(笑)

ただ、ロックバンドとしてのジャーニーであるならば、至極当然な人選か

も知れないですよね?

で、彼の叩き出す音は、やっぱりというか、想像通りハードロックしてる

方なんです・笑。

かなりスピーディで、パワフル、そしてタイトな音ですから、ロックドラマー

としては、十二分と言えるでしょう。

その分、過去のドラマー達と違って、うねりや凝ったオカズが無いので、

アダルトな印象は、やや減少します。この辺りが、昔からのファンと

現在のファンで論争になる訳で、本当にドラマー一人で、同じ曲も

随分と違って聞こえてくるものです。


ここを長くご覧頂いている皆さんには、よ~くお分かりかと思いますが、

おいらは、スラッシュだろうと、ハードコアパンクだろうと、デスメタル

だろうと何でもござれなので、このカストロノヴォのドラミングに関しては、

全くOKでございます。っつーより大好きなドラミングなのでありまーす。


で、面白いのは、このディーン・カストロノヴォは、長年、ジャーニーの

大ファンだったそうで、以前から、「バンドに入れてくれ~」「入れてくれ~」

と関係者を通じて、お願いしていたとの逸話もあります・笑。

ドラムを始めた頃から、ジャーニーの出すアルバムを完コピしていた位、

好きだったそうなんですね・笑

そんなディーンですから、かのメタル親父「オジー・オズボーン」のバックを

やっていた当時とは違って、かなり「唄う」ドラミングへと変化した様に思います。


そして、このディーン・カストロノヴォを語る上で、もう一つ、絶対に欠かせない、

特記事項があるのですが、それは、彼が、


稀代の「ヴォーカリスト」


である、と言うことです。

どこで、どう歌っていて、あんなに上手いのかは全く存じあげないのですが、


「アンタ、ドラム止めてヴォーカルになったら如何ですか?」


と突っ込みたくなる位、素晴らしいヴォーカルを披露してくださいます・笑。

スティーヴ・ペリーという偉大なるロックヴォーカリストを擁していたジャーニー

ですが、彼の脱退とともに、スティーブ・オージェリーへと時代が移り、

色々言われながらも6年近く、ペリーの後をオージェリーが守り、そしてその彼も

脱退するとまたペリーが舞戻り、あっと言う間に再脱退。

ヴォーカルの「力」で、名実共に頂点を極めたジャーニーが、近年は、

そのヴォーカルのドタバタで人気を落し続けるという皮肉っぷり。

そんな瀕死状態のジャーニーを支え続けたのが、自らジャーニーファンだと

公言してはばからない、このディーン・カストロノヴォというドラマーの

「ヴォーカル力」だったというのは、大変興味深い所です。


さ、それでは、そのディーンが歌う一曲を聴いてみましょうか?

27年前に発売された大ヒットアルバム「エスケイプ」に収められた、

「マザー・ファーザー」という曲をご紹介しますね。

この曲は、両親の離婚などで家庭が崩壊していく様を子供目線から憂う、そして

温かい家庭の再興を願う、ちょっとゴスペルチックなバラードナンバーなんですが、

あのスティーブ・ペリーですら、歌い終わった後に、ヘタ~となるような唄を

ディーン・カストロノヴォが見事に歌いあげております(何か演歌のフリみたいだ・笑)

2008年のラスベガスでのライブですが、後半の盛り上がり方はなかなかですよん♪





♪♪♪Journey "Mother,Father"





四つの手足をバンラバラに動かすだけでも大変なご職業なのに(笑)、本職の方まで

喰ってしまいそうなヴォーカルを披露する、このディーン・カストロノヴォという

ドラマーが非常に魅力的な男に写るのはおいらだけでしょうか? 

だって、自分でこんなんやろうと思ったら、絶対出来なさそうでしょ? 爆


ドラマー兼ヴォーカルというのは、居なさそうで、結構いらっしゃる訳です。

超有名所では、フィル・コリンズやドン・ヘンリーなんかが代表格ですし、

ナイトレンジャーのケリー・ケイギーなんかも上手なヴォーカリストでした。

カレン・カーペンターは前回にもちょっとご紹介しましたね。

日本でも、稲垣潤一さんが有名ですかね?。C-C-Bの笠さんもいたなあ・笑

あ、つのだ☆ひろさんとかも・・・・これまた、キリが無いですね・笑

ってな訳で、探せば沢山のドラム兼ヴォーカルがいらっしゃるんですが、

その中でもこれだけ2バスをフルに踏みまくりながら、息も上がらずに歌う

カストロノヴォは、やっぱりポイント高いですな・笑

是非、みなさんの中で、お好きなドラム兼ヴォーカリストがいらっしゃったら

おせーてくらはい・笑




さて、次回ですが、昨年末に、このディーンの負担を軽くするべく?

加入した新ヴォーカリストのアーネル・ピネダと新生ジャーニーを、ご紹介しますね。









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Last updated  2008年09月27日 19時58分39秒
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