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カテゴリ:Live! DVD
さて、お仕事結果も出てスッキリした所で、とっても久々な、
音楽ネタ更新です。先日、「JAZZ/FUSION」と「Live!DVD」の カテゴリーを追加してみるつもりです、とお話ししておりましたが、 まず、今回、追加するカテゴリーは、DVDです。 今まで、ほとんどDVDの紹介は、したことが無かったのですが、 芸術の秋と言うこともありまして(笑)、吉○やジャ○ーズに席捲 されがちなテレビ番組をご覧になるのを、100分ばかし我慢して 頂いて、たまにはDVDも如何ですか?ってな主旨でございます。 本日、ご紹介するのは、サックスプレーヤーの小林香織さんです。 先日、まつのすけくんのサイトでも紹介されていたのですが、 おいらも大変に好きなアーティストでしたので、まつのすけくんに 続いて自分なりの紹介をしてみようかと・・・ おいら、JAZZというジャンルも大変好きでございまして・・・笑。 まあ、例によって、節操が無いだけ、なんでございますけどね。 ただ、いわゆる「ドJAZZ」と言うのは、非常に難解なモノですから、 未だに勉強中でございます。どちらかと言うと、フュージョン寄りの スムースジャズと言われるジャズの方が、とっつきやすくて大変好き なんです。 あまりテクニックとか、スタイルとかを解らないおいらでも、綺麗な メロディだけを追っかけて、お気楽に聴けるのが、性に合ってる様です・笑。 そして、そのスムースジャズに欠かせない楽器の一つでもあるのが、サックス なんですが、おいらも、それなりに、好きなサックスプレーヤーが結構いまして、 古い所から ジョン・コルトレーン、デクスター・ゴードン、ベニー・ゴルソン、 キャノンボール・アダレイ、マーク・ジョンソン、サンボーン、ナジー、 ケニー・G、ジョシュア・レッドマン、マイケル・ブレッカー、、etc.... ダメだ、やっぱり挙げ出したらキリが無いので、この辺で止めときます。 結局「ドJAZZ」の方もいますしね、やっぱり、節操が無いんですわ・笑 長いこと、こう言ったメジャーな方々に、耳が行っていた訳なんですが、 そこに「女性プレイヤー」という選択肢は、無かったのですね。 サックスは、昔から女性には「ハンデ」になりやすい楽器と言われていて、 吹奏楽なんかでは、女性の土壇場ですが、プロの演奏家自体は少なかった と言うのがあります。医学的にも、男性の肺活量は女性の1.5倍以上という 平均数値が出てますから、体格的な事も含めて、こればっかりは、仕方の無い 部分でして、実際に聴いてみても、確かにパンチ力の不足やロングトーンでの 先細り感があるのは、否めない事実です。 ところが、近年、海外でも日本でも、かなりの数の女性プレーヤー、 しかも若手の女性が、そういった先天的・肉体的なハンデをモノともせず、 逆に女性らしい柔らかさや、繊細さを打ち出した演奏で、頑張ってらっしゃい まして、これは実に良い傾向ではないかな?と喜んでいる次第です。 何でもブロウすりゃあ、良いってもんじゃないっ!的な反骨精神があったり するのかも知れませんね。 そんな訳で、勢いの出つつある女性サックスプレイヤーですが、皆さんが ご存知の女性プレーヤーとなると、やっぱりキャンディ・ダルファーになる んでしょうか? 彼女のファンキーで、ブラックなサウンドと言うのは、大変興味深いものが ありますし、音源を聴くと、人気があるのも頷けます。 一方、日本では?と言うと、矢野沙織、小林香織、山口マリ、遠藤真理子 などが、人気・実力共に兼ね備えたプレーヤー達と言う事になりますかね? ただ、おいらが、女性のサックスプレイヤーで、一番に耳にして印象に残った 方は、「朝本千可」さんでした。かつては、上田正樹さんの奥様でもあった方 なのですが、彼女が原田真二さんのサポートプレイヤーとしてライブで演奏 しているのを見た時には、女性と言うことなんざ、どっかに飛んでしまい、 そのカッコイイ演奏スタイルに見入ってしまったのを覚えています。 最近もニューアルバムをリリースされて、大活躍なのですが、彼女の おかげで、女性のサックス演奏に抵抗が無くなったのかも知れません。 (いずれ、上に挙げた方々も紹介してみたいです) 非常に長~い、前振りで、もう、うんざりだと言うそこのアナタっ! 大変失礼いたしました。本日の主役、小林香織さんです。 (何か、2回分の記事になりそうな悪寒・・・・・) 彼女は、2005年にメジャーデビューしてから、毎年コンスタントに1枚づつ、 アルバムを発表されてまして、今年4枚目を出されたばかりです。 どれもこれもが、ドライブなどに最適なメロウフュージョンなのですね。 アルバムの事は、追々全部ご紹介していく予定として、そのコンスタントな アルバム発表の合間の2006年に、出された彼女の初ライブDVDが、 こちらのKaori Kobayashi LIVEです。 01. SOLAR(Kaori Kobayashi) 02. BIRD ISLAND 03. Lovely Blossom(Kaori Kobayashi) 04. SMOKY(Char) 05. Grace(Kaori Kobayashi) 06. SUNSET OCEAN(Kaori Kobayashi) 07. Kira-Kira(Kaori Kobayashi) 08. Free(Deniece Williams) 09. Moment of Loneliness(Kaori Kobayashi) 10. NOTHING'S GONNA CHANGE MY LOVE FOR YOU (Michael Masser - Gerald Goffin) 11. Energy(Kaori Kobayashi) 12. Sunshine(Kaori Kobayashi) 13. SOLAR(Kaori Kobayashi) もう、このライブDVDは、見ていて非常に心地良いのですが、何が良いって サポートメンバーが良いのですよ! -------------------------------------- ドラム:村上"ポン太"修一 ベース:日野JINO賢二 ギター:天野清継 キーボード:笹路正徳 --------------------------------------- ね、ね、ね、ちょいとそそられません?笑 アルバムもそうなんですが、まだデビューして間もない頃から、この小林香織 さんのサポートメンバーは、日本のトップミュージシャンばかりなんですよ。 何故に? 彼女がべっぴんさんやから? 爆 いやいや、やはり彼女の音楽センスに共感された方が集まっているんだよ? と言う事にしておきましょうか?笑 簡単にメンバー紹介をしておきますと・・・・ ★ドラム:村上"ポン太"修一 ドラムのポン太さんは、「今さら」ですから、別に良いっすよね? 爆 (ポン太さん、しーません) ★ベース:日野JINO賢二 ジーノこと日野賢二氏。角輪の皆さんでなくとも、名字だけでお分かりかと 思いますが、日野皓正氏のご子息であらせられます・笑 幼い頃からNYで生活していたそうで、お師匠さんが、かのジャコ・パストリアス であったり、かつて、ジーノ自身がアポロシアターのハウスバンドのメンバー でもあったりしたことから、とってもソウルフルで、ファンキーなベースを弾か れる方です。 バカテクと言った印象は無いのですが、彼の生み出すグルーヴというのは、 大変に素晴らしいモノがあります。ネーザン・イーストばりのスキャットヴォーカル ありのベース演奏なんかも見せてくれるオールラウンダーなプレイヤーなんですね。 特典映像なんかについているオフショットなど見ていると、とっても明るい 人なつっこい感じで、大変好感の持てる方だなと、おいらには写ってます。 現在は、「AI」さんの後ろでやってる事が多いですね(納得・・・) ★ギター:天野清継 で、このDVDでのおいらの一番の収穫は、ギターの天野清継さんでしたね。 天野さんは、90年頃に「AZURE」と言うアルバムでデビューされたベテラン で、このアルバムは、おいらの愛聴盤で、非常に素晴らしいサウンドアルバムなの ですが、デビューから3作ほどは、アコギ中心の楽曲だったもので、エレキギター を弾くという印象があまり無かったのです。しか~し、このライブでのパフォーマンス には、かなりヤラレました。 後の映像でご覧頂ければ分かると思いますが、静かな佇まいから繰り出される キレのあるサウンドや、正確無比なカッティングに、おいら、ラブラブビーム 出しまくってしまいました。んで、また、演奏しているお姿が、ギター持った 友成さんかよっ!ってツッコミたくなる位、雰囲気が友さんに似てらっしゃるのが また良い感じです・笑。 ★キーボード:笹路正徳 今や大ベテランのプレイヤーですね。僕の好きなスーパーバンド「マライア」を 結成した一人ですね。どんなジャンルの音楽でも、時にファンクに、時にリリカルに と何でも弾きこなしてしまう円熟したプレイヤーです。このDVDの中では、バンド 全体を控え目ではありがら、しっかりと支える「おとーさん的」サウンドを披露して くれてます。本来なら、「おとーさん的」な役割はポン太さんがやるべきなんでしょうが、 この方、いくつになってもヤンチャなガキ大将みたいな演奏してますから(笑)、 そういった役どころは、ササジーみたいな方に任せてるのかも知れませんな。 ★サックス:小林香織 で、肝心の香織さんですが、彼女の最大の武器は、その作曲センスではないか? とおいらは思っております。非常にキャッチーで、覚えやすい、そして流れる様な メロディラインを生み出す、その作曲力は見事だなあと音楽素人のおいらには 思えます。じっくり目をつぶって聴くというよりも、雰囲気にまかせてリラックス しながら聴ける曲が多いですね。 矢野沙織さんと並んで、どこでも、JAZZ界のアイドルみたいなイメージ先行で 語られてしまう彼女なんですが、そういったイメージだけで、人気が維持出来るほど JAZZ界も甘くはございませんので、コンスタントなアルバム発表やライブスケジュ ールを見る限りでは、人気と共に実力も兼ね備えている方だと言う事だと思います。 確かに演奏の方は、大御所に比べれば、そりゃあケチつけたくなる方も多いとは思い ますが、まだデビューして数年で、ベテランと比較して語るのもどーよ?と おいらは思いますわ。 実際、彼女が発表した4作のアルバムを、順番に聴いて行けば、彼女のテクニックや 曲作りの技量が、どんどん上がっているのを実感できますしね。そういった音楽家の 進化を見守るのも、これまた音楽リスナーの楽しみの一つだったりする訳です♪ 僕らが応援してる角松さんだって、初期の歌声を考えればねえ・・・・爆 さ、結局、薄っぺらい文章がつらつらとしてきてしまったので、ここで一曲聴いて みましょうか?と言いたい所なのですが、何か久々に書いたら文字数をか~るく オーバーしてしまいそうなので、試聴音源と合わせてPart2へと続かせてください。 Part2へ続く お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2008年09月28日 13時29分36秒
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