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カテゴリ:角松敏生
おかげ様で、18日(水)にトラブルも無く、無事に到着
しましてw、それ以来、聴き倒しております。 で、このアルバムについての感想を書くに当たって、 考えていたのは、 "ム、難しいぞ、こりは・・・・・・" 笑々 いやね、相変わらず、音の作り方や演奏なんかは、素人の おいらが聴いても、ホンマに見事だなあ、スッゲーなあと思うん ですよ。イイ音してるし、絶対的な安定感とでも申しますか。 ただね、こう、曲毎の落差が激しいと言うか(笑)、あくまでも、 おいら個人の印象ですからね、ご勘弁頂きたいんですが・・・・。 おおお!と思うと、あちゃーと思い、また、おおお!と思うと、 うーーーーーむ、ってなる感じ。 分かります?笑 まだ、聴き始めて四日目ですからね、これから、このアルバムの 印象がどう変わって行くかというのもあるのですが、まずは、現時点 でのおいらの感想を書いていきますね。 あ、その前に、クレジットを先に見てたら、zooco姉さんが参加して るのは、ビックリしましたね。玉トムさんまでいるんで、さらにびっくり っす。余談ですが、zooco姉さんの参加してるSOYSOULのアルバム は、どれもカッコいいっすよ。 01. REMINISCING 02. もっと 03. 木洩れ陽 04. What Do You Think 05. Love Junky 06. 美しいつながり 07. You can go your own way 08. PANSY 09. Falling in Love 10. 鏡の中の二人 11. CAT WALK 12. 夜の蝉 Dr:江口信夫/玉田豊夢 Bs:松原秀樹/山内薫 Gt:今剛/梶原順 Key:小林信吾/友成好宏/森俊之 Per:田中倫明/大儀見元 Horn:数原晋/奥村晶/中川英二郎 Sax:本田雅人/鈴木明男/小池修 Cho:千秋/凡子/zooco Mani:山田ひろし えー、抜けてるミュージシャンがいらっしゃいましたら、ご一報ください・笑 01. REMINISCING 王道のカッティングからスタートする爽やかなナンバー。アコースティックバージョンと 違って、豪華過ぎるホーンセクションが加わる事で、ますます爽快感が増しましたね。 今さんの、最後の一音まで気を抜かないソロと角松流の流麗なメロが魅力的な曲。 02. もっと これは、イイっすね!恐らく、今作中でも05のジャンキーと並んで人気度高い楽曲に なるのでは無いでしょうか?ラジオでイチ早く公開されてしまっちゃったんで、逆に、ここで 初めて聴いてキャキャー言いたかったかも?と思ってしまいましたわ・笑。 こういうシカゴ的ブラスAORやらせたら、日本で角松さんの右に出るモノは居ないかな? 中川さんの演奏はトロンボーンに聞こえない位、スムースに音が出ますな。 03. 木洩れ陽 この系の音が、今、おいらの中でどうも受け付けないんですわ・笑。角印のアレンジよりは 数倍、夏っぽいし、今さんのスライドが更に夏っぽさ全開で嫌いじゃないんですが、どうも メロディラインが苦手になっちゃってるんですよね。ここ数年の角松さんの傾向なんで、 頑張って聴いて好きなろうとするんですが、そうすればするほど、遠くなっていく・笑。 もっと歳を取ったらイけるかも知れません。 04. What Do You Think これは、また好きなんですよ・笑。メロ的には、「HAVE SOME FAX」「煩悩Rolling Stone」 あたりの流れを汲む、ファンクロック調、フォークロック調なんですが、ここはメロより何より 今さんと順さんのギターサウンドにしびれっぱなしな訳です。この曲、昨年のライブでも、 演奏されましたが、順さんの渋いこと、渋いこと。今さんも含めて、二人とも音のキレが抜群 ですね。あとは、江口リンさんのタイトなドラムも秀逸っす。 05. Love Junky もし、ファン投票したら、今作中ベストソングに挙がるのでは?という予想が立つ位の曲 なのではないでしょうか?まあ、聴いた瞬間に、「キタ-------------------ッ」って叫んだ 往年のファンの方、多いと思います・笑。ここで、よーく聴いてると玉トムさんのハイハット の強弱がなんとも生っぽくて良いですね。字で書くとこんな感じ↓ チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ、チャッ 分かります?何かグルーヴィで良いっす。あとは、本田さんのフルートですわ。 とてもJAZZYな香りが漂ってて見事です。 06. 美しいつながり この曲はですね、フツーです・笑(こんなん書いたら怒られるやろなあ) 残念ながら、あまり引っ掛かる所は無かったんですよねえ、なんでだろう。 「これからもずっと」とか「心配」とかとあまり区別が付かないというか、ライブだと、「あれ? これ何の曲だっけ?」って言っちゃいそうな悪い予感がします。サビでタイトルが出てきて はじめて、「そうだったそうだった」てなっちゃいそうっす。失礼しました。 07. You can go your own way 「美しいつながり」よりは、おいらは印象に残りましたww。06も07もそうなんですけれども、 以前の角松さんにあったような、こうストーリー性って言うんですか?映画のワンシーンを 見ているようなドラマティック性をおいらが感じないから、印象に残らない感じがするのかも しれません。わっかりやすい所で言えば「Ramp In」とか「もどり道」「Bless Myself」みたいに シチュエーションや主人公の顔まで想像出来るって感じじゃないんですわ。 08. PANSY どヘヴィな、どファンクチューンということと、メッセージ性のある歌詞がマッチングしていて これは、何とかイケます(何か上から目線で本当に申し訳ない・笑)。ライブでは、間違い なくビシビシ来そうですね。ただね、前奏とか良いんですが、メロ入った途端に・・・ 09. Falling in Love ここでzooco姉さん登場ですね。なんてったって、zooco姉様ですから、もっと黒っぽく来るのかと思ってましたが、聴いてみるとAORチックな感じ+メロの流れも良い感じで、これは好きですわ。さっき書いた同じバラードの06.07と比べるとストーリー性があると思いません?笑。 書いてて分かったんですけど、これは、もう完全においらの好みの問題ですな・笑。 女性の後ろ姿がイメージ出来れば良いのかも知れません(はい、ヘンタイです、おいら) 10. 鏡の中の二人 昭和歌謡ですか?と・笑。80年代テイストたっぷりでして、こういうのは面白いですね。 これはイケます、イケます。鄙びた居酒屋で嫁さんとデュエットしようかなあ?笑。 まあ、そこまでコテコテにはならないのが、正に角松流な訳ですが、やっぱり信吾さんと 友成さんの二人のフュージョニックなサウンドが彩りを加えていて、洒落っ気がありますね。 11. CAT WALK 本当にごめんなさい。やっぱアカンかったですわ、この曲は(泣笑)。海外チャートでもこんな リズムのこんな曲あったりするんですけどね。それよか、アガルタだったら分かるんですけど。 ライブで聴いてましたんで、その時は楽しめたんで良かったんですが、このアルバムの中で 聴いてしまうと、どうにも違和感が・笑。まあ、角松さんも「今回のアルバムは、コンセプトやら 流れやらアルバムの統一感とか全く無視で楽しんで作った」とおっしゃってたので、その流れ だと思うのですが、どうせだったら「あいらびゅ音頭」くらいハジケてくれたら、もっと素直に聴けたかもしれません・笑。演奏は文句なし。 12. 夜の蝉 この曲は、好きです。(もう、だんだんテストの○×解答みたいになってきた・笑) サビなんか、すっと入ってきて良い感じです。順さんの、アコギは本当に優しいし、温かい音が しますねえ。この優しさが、ちょっと刹那的な歌詞をマイルドに聴かせてくれる効果大なのです。 心に温かな余韻を残して、アルバムを締めくくっています。 いやあ、もうホンマ、熱烈角松ファンの方には、申し訳無い様な内容になってますな・笑。 おいらも熱烈ファンの一人ではあると自覚してはいるのですが、もうオブラートに包んでも しょーがないので、今、感じるままを書き殴ってみました。 ね、最初に「難しい・・・・」って書いたでしょ?笑 全体的に通すと、意外なほど、サラッと聴けて良いんですよ。王道あり、角松節あり、昔テイスト ありで、新旧のファンでもどれかの曲で耳慣れたサウンドに必ず当たるみたいな、受け入れられ 易いアルバムかと思います。 「角松印」とのアレンジの違いは、非常に面白く、とても楽しめました。 一方で、レビューに書かせて頂いた様に、一曲一曲細かく聴いていると、おいら自身は、 上がったり下がったりで忙しかったっす・笑。 何かね、もしかしたら、おいらの中での角松さんのハードルを上げ過ぎなのとちゃうか?と 考えております。もし、おいらが、角松さんをこの28年間で一度も聴いた事がなくて、 イキナリ、このアルバムを聴いたら、バラエティに富んでいて、流麗なメロもあり、 サウンドはゴージャス、歌は上手いしで、かなり高得点を叩き出すと思うんです。 その位のまとまりのあるサウンド、そして楽曲群だと思います。 んがっ!幸か不幸か、彼の変遷を20数年追いかけてしまった今だと、もうっと革新的な サウンドで来るのか?みたいな妄想が膨らみまくってたんでしょうね? それが、「ニャー」なんかで、 _| ̄|○ となってしまう訳です・笑。 いやいや「ニャー」最高!という方は、ネコじゃらしで、おいらの横っ面ペシペシしながら 「アーン?」と凄んでやってやってください、お待ちしております・笑 ここに1~2曲で良いので、デジタリックなベタベタ打ち込みや、シャープでソリッドな ウルトラホーンセクションとかあったらかなり、印象変わってたかも知れないかな?と・・。 こんな戯言を角松さんに聞かれたら、「今さらそんなんやってられるかいな?」と叱られる でしょうねえ・笑 はい、贅沢な事、言ってます。 今回の初回盤は、Blue-Spec CDということで、ポリカを素材としてプレスしてるんですね。 高音質が売りということで、かなり硬い音でもするんかいな?と思っておりましたが、 予想に反して、中音域がかなりブ厚く聞こえてくるのと、柔らかめの音がしますね。 01、02みたいにホーンがバリバリの場合は、もうちっと極端に下と上を強くして派手派手 でも良いのになあと思いつつ、バラード系では、厚めのサウンドが曲に温もりを出す感じがして 好印象です。 とにもかくにも、届けられた久しぶりのニューアルバムですが、「もっと」や「LoveJunkey」に "らしさ"を感じつつ、大変楽しませてもらっています。 好みの部分は、どうかお許し下さい。 長々とお付き合い頂きまして、ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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