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カテゴリ:CLUB/DANCE/DISCO
今日は、CLUB/DANCE/DISCOのカテゴリーで行ってみましょう。
秋も深まり始めた、この季節に合いそうな一枚です。 割と近い2年前の2007年に発売、hydeout productionsの 2nd Collectionというアルバムです。 ただ、hydeout~と書くよりは、nujabesのアルバムと言った方 が通りが良いかも知れません。 ここまでお読みになられて「何のことやねん?」と思われる文章に なっちゃってるかと思いますw。 もうちょっと、ちゃんと説明しますと、hydeout productionsと言う のはインディペンデントのレコードレーベルの名称でもあり、DJの プロジェクト集団ととらえる向きもあります。 もっとザックリ言うと、CLUB系DJ達の集まった、レコードレーベルっ て事ですな・笑。 そして、レーベルの主宰がnujabes(ヌジャベス)と言う日本人DJと 言う事なんです。 んでもって、その日本人DJが、「そんなアフリカっぽいアーティス ト名なのじゃ?」と思われるかと思いますが、ご本名のセバジュンを 逆さ読みにしたものだそうなんです。 Seba Jun → ← nujabes 合ってますよね?笑。 だからと言って、その「セバジュン」を漢字で書いたらどんな字か? ってことまでは、おいらも存じ上げません。 _| ̄|○ どんだけ中途半端なご紹介なんでしょうか?笑 気を取り直して、中途半端を続けますw。 さて、このアルバム、ジャンルとしては、良くHIPHOP JAZZとして取り 上げられます。が、これまたその定義が良く分からんのでございまして、 まんまヒップホップだったりジャズだったりすれば何となく「それっぽい じゃんっ!」と気取りつつ納得出来たりするのですが、彼らの音楽に関して は、HipHop-JAZZと言うよりは、物凄い「ヒーリング」チックだったり、 「アンビエント」だったり、「クラシック」な雰囲気をたたえてたりするので、 凄くややこしいのであります。 こうなって来ると、わたくしめの少ない髪の、もといっ! 少ないボキャブ ラリーとおつむでは、上手く説明仕切れないので、nujabesの代表曲を1曲 お聴き頂いて、雰囲気だけでもおつかみくださいませ・笑 ♪♪Nujabes-reflection eternal-(PV) 非常に無国籍な、そしてボーダーレスなサウンドが展開されてますよね? 彼らhydeout-productionsの作品を色々と聴いていると、この様なメインテーマ を延々と繰り返しながら、ヴォーカルやリズムミックスでバリエーションを持た せて行く手法のサウンドが多いんです。 これもある意味、トランスに近いループミュージックの一つだと思っております。 しか~し、ジャンルなぞ抜きで、「好きな様に、音に身を委ねて聴く」ことが、 結局は、正しいのかも知れませんw 01. Nujabes / Voice Of Autumn 02. Nujabes / Sky Is Falling (Feat. CL Smooth) 03. Uyama Hiroto / Walz For Life Will Born 04. Clammbon by Nujabes / Imaginary Folklore 05. Nujabes / Hikari (Feat. Substantial) 06. Nujabes / Counting Stars 07. Nujabes / Another Reflection 08. Nujabes / Fly By Night (Feat. Five Deez) 09. Pase Rock / Old Light (Voices From 93 Million Miles Away Remix) 10. Emancipator / With Rainy Eyes 11. Shing02 / Luv (sic.) (Modal Soul Remix) 12. Uyama Hiroto / Windspeaks 13. DSK / Winter Lane (Nujabes remix) 14. Nujabes / After Hanabi (Listen To My Beats) アルバム自体は、hydeoutの誇るDJが名を連ねており、1曲を除いて全て nujabesのプロデュース&リミックスとなっています。 12.だけがhydeのこれまた看板アーティスト・宇山寛人が担当しています。 01.Nujabes / Voice Of Autumn 落ちた滴が、水面の波紋を広げる様な透明感溢れるオープニング曲 02.Nujabes / Sky Is Falling (Feat. CL Smooth) MCのCL.Smoothをフューチャーしたミディアムテンポのアシッドジャズ。 04.Clammbon by Nujabes / Imaginary Folklore クラムボンの原田郁子がVo.で参加したジャジーな佳曲。原田特有の気怠さ やウィスパーヴォイスの不安定感がメロディと見事にマッチしていて、楽曲 に不思議な緊張感を生み出しています。 05.Nujabes / Hikari (Feat. Substantial) 以前にご紹介したラムゼイ・ルイスの「Julia」のストリングスアレンジ をサンプリングループさせたHIPHOPサウンド。 06.Nujabes / Counting Stars アコースティックギターのサウンドとヘヴィなリズム、ストリングス、 バックヴォーカルが融け合うアンビエントなループサウンド。 07.Nujabes / Another Reflection リリカルなピアノと奥行き感のあるキーボードアレンジで、幻想的な 音世界が堪能出来る一曲。 10.Emancipator / With Rainy Eyes ショパンにも通じる様な憂いを帯びたピアノの旋律が延々とリピート される一曲。CMのBGMなんかにも使えそうです。 13. DSK / Winter Lane (Nujabes remix) DSKことギタリスト小島大介が参加している楽曲。アコギとの優しい 音色とドラムンベースチックなリズムが妙にマッチした透明感のある 一曲。 何曲かリンクしていますが、正直、上記のタイトルをTUBEに流し込んで行くと、 ほぼ全曲フルコーラス聴けてしまいます。 それもどうなのよ?と懸念する部分もあるのですが、気に入った音のパッケージは 手元において置きたいのが音楽好きの性でもございますんで(笑)、お気に召された 方は購入されても損の無いアルバムだと思います。 ここ数年、海外での評価も高まり、発売される12inchレコードなどは即完するなど、 静かに静かにムーヴメントを盛り上げているhydeoutproductions。 特にメディアで取り上げられる訳でもなく(アニメのサムライ・チャンプルーでBG Mは担当していますが)、クラブやイベントでの地道な活動が受け入れられて、ゆっ くりと盛り上がっている様子は、CD不況と言われる音楽業界の一つの好例かも知れ ません。 ただし、地道に活動していれば何でもかんでもムーヴメントを起こせる訳では無く、 そこには人々に受け入れられ易いメロディとサウンドがこれでもかっ!と展開されて いるからなんだと思います。 そして、このプロジェクトを統率するヌジャベスのプロデュース能力や参加するアー ティストの音楽への強い意識の表れが良い結果につながっているのかも知れませんね。 これからも応援していきたいレーベルです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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