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Kadomania

Kadomania

2010年05月22日
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カテゴリ:Live! DVD
久々の更新なので、カテゴリーも久々のLive DVD!と言うことでw。

しかし、何でおいら、こう、締め切りのある仕事を選んでしまった

のでありましょうか?(笑)。漫画家や小説家の苦しみ、分かります。


と言うことで、本日、ご紹介するのは、SCORPIONSの2000年のライブ

映像です。

スコーピオンズ、ご存知でらっしゃいますかw?ご存知ですよね。

ドイツが誇る、世界的なヘヴィ・メタルバンド、ハードロックバンド。

結成自体は、1965年なので、もう45年近く活動しているバンドです。

2年後の2012年には、活動を終えると噂が流れている様です。

もう十分頑張って頂いたのでは無いでしょうか?


ルドルフ・シェンカーとマティアス・ヤプスのツインギターが、

繰り出す攻撃的でありながらも繊細なリフとクラウス・マイネの

ヘヴィ・メタルに似つかわしくないクリスタル系のハイトーン・

ヴォイスが絶妙に絡み合う、叙情的な美メロバンドです。

現在のゴシックメタルやシンフォニック・メタルに多大な影響を与え

ている始祖的バンドと言っても過言では無いんじゃないでしょうか?


更に!今回のDVDは、バックにベルリン・フィルハーモニーを従えて

の演奏となっています。ドイツの国民的バンドだからこそ実現出来たと

も言える、そんな豪華な組み合わせです。

ご存知の様に、ヘヴィメタ好き、クラシック好きなおいらにとっては正に

夢の様な組み合わせな訳で、発売の報があった当時は、しびれましたね。

指揮者のクリスティアン・コロノヴィッツは、ウィーン交響楽団などでも

振ったりしている人らしく、アレンジャーでもあるそうです。

どちらかと言うとオペラを得意としていた様ですが、指揮者としての活動

よりも作曲家、編曲家としての活動が多い様です。

ベルリン・フィルは、もう説明の必要が無いですよね?

世界的にも最高ランクのオケですし、今回の演奏でもロックバンドのサポート

のくせして、無駄に上手すぎます(笑)。普通、もっと控え目にやるもんやろ?

と突っ込みたくなるくらい音が主張しまくってます。

初めてこの音源を聴いた時には、かなり笑いましたもん。

どっちが主役か分からんなあとw。

でも、そのバンドとオケのコラボと言う点では、音圧の点も含めて文句の付け様が

無い演奏です。恐らく、オケのメンバーにもスコーピオンズのファンが多くいたの

かも知れません?普段のクラシックの演奏会では見せない、とても楽しそうで

ノリの良い演奏は、見ている方まで楽しくしてくれるそんなDVD作品です。

ベルリン・フィルのこういったジャンルでも軽々対応する「懐の広さ」みたいなものも

堪能出来る作品でもあります。


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[Set List]
01. Hurricane 2000
02. Moment of Glory
03. You and I
04. We Don't Own the World
05. Here in My Heart
06. We'll Burn the Sky
07. Big City Nights
08. Deadly Sting Suite: Crossfire/He's a Woman, She's a Man/Dynamite
09. Wind of Change
10. Still Loving You
11. Moment of Glory (Encore)


[MUSICIANS]
Christian Kolonovits(Conductor)
Klaus Meine(Vocals)
Rudolf Schenker(Guitar)
Matthias Jags(Guitar)
Ralph Rieckermann(bass)
James Kottrk(Drums)

with the Berlin Philharmonic Orchestra




01. Hurricane 2000
今回、映像リンクに選んだ曲です。1984年に発売された大ヒットアルバム
「Love at First Sting」の2曲目に収録されていたRock You Like a Hurricane
のリアレンジ版です。BPOとの競演で、現在でも十分に通用する耐久性の
高い名曲だと改めて認識出来た次第です。





03. You and I
96年発売のPure Instinctからの一曲。全体的に穏やかな曲調の多い時期の
バラードです。オケのドラマティックなアレンジとクラウスの伸びやかな
ヴォーカルがマッチしています。


05. Here in My Heart
これもバラードなんですが、素晴らしい曲です。デュエットの、リン・リヒティ
という女性歌手も声量が有って見事です。ミュージカル系の歌い手さんの様で
すが、中低音域に張りのある声なので、ハイトーンのクラウスとピッタリですね。



07. Big City Nights
言わずと知れた、彼らの大ヒットシングル。ハードさとポップさを兼ね備えた
蠍団の真骨頂とも言えるサウンドです。競演にあのジェネシスの三代目ヴォーカ
リストとして抜擢されたレイ・ウィルソンが参加しているのですが、ちょいと
お邪魔です(笑)。おいらとしては、クラウス一人で十分だったのですが、レイ好き
の人にとってはたまらんでしょうから良しとしておきます。


10. Still Loving You
これも、「Love at First Sting」からのバラードでアルバムのラストナンバー
です。マイナーコードの半音階を多様する寂しげなバラードですが、BPOのスト
リングスアレンジと相まってますます悲劇的な様相ですが、そのドラマティックな
エンディングに感動必至ですw。



オーケストラとの競演とあって、バラードやミディアムテンポの曲が多く収録されて

いますが、どれも良く練り込まれたアレンジで改めてスコーピオンズの楽曲の

素晴らしさが堪能出来る素晴らしいDVDです。

実はこのDVDは、この時のライブCDもセットされた2枚組で1945円と

言うお値段なので、大変お得じゃなかろうかとw。

映像にない楽曲もCDには収録されていますので、更にお得感バリバリです。

輸入盤ですが、アマゾンその他で購入出来ますし、PCはもちろん、家庭用の再生機

でも、再生可能でした。


ロックファンもクラシックファンも双方満足がいくことと思います。






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Last updated  2011年07月12日 23時46分01秒
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