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乙女座チョッパーの男道inヨコハマ

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Feb 10, 2007
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カテゴリ:小説

韓国では『私の頭の中の消しゴム』

日本では『Pure Soul~君が僕を忘れても~』

 

上記の2つの原作を読み終わりました。著者は木村元子さん。

会社の通信教材の途中なので、1章で止めよう、と思ったんですが・・・

 

 

ダメでした。。。

 

結局全部読んでしまい、気付けば1時間・・・

あ~あ、またやったよ・・・・

 

あちし、ハマると止まらない。

ギターも10年続いてるのもこの性格からか・・・・。

 

 

ちくしょう・・・これでペースがグダグダになってるっていうのに・・・

 

まぁいいや、感想に入ります。

 

28歳、OLをしている瀬田薫。

薫はブランド企画課に所属しており、新ブランドの服のデザインをしている。

元彼のことを引きずっていたが、いつも寄る喫茶店にて無愛想な男と出会う。

 

ちょっとした(?)ことから二人は惹かれ合う。

薫は、元々デザイン画を描くため来ていたが、いつしかその男と会うために来るように。

 

この男は高原浩介。1級建築士を目指している、大工。

喫茶店には勉強するため通っていた。

見た目もハンサムで、身長も高い。

・・・が、チキンヤローで、思ったことを口に出せない・・・・

 

二人はデートを重ね、付き合うことに。

しかし、「好き」「愛してる」の言葉を浩介は言ったことがなかった。

 

 

付き合う以前から、薫に異変が起きる。

浩介にも言われていたことだが、”もの忘れ”がひどくなっていく。

 

浩介が心配しているので、病院に行くことに。

すると、『アルツハイマー』と診断された。

 

脳が萎縮し、記憶が無くなっていき、ひどくなると植物人間になってしまう、

不治の病。薫は誰にも病気のことを話さず、必死に頑張って来た。

 

しかし、どんどんひどくなり、仕事でトラブルが多くなっていく。

そのことがストレスとなったのか、家を出る。

 

浩介は薫が帰って来ないのが心配で探しに行くが、見つからない。

そこで1本の電話が来る。そう、病院からだ。

”次の診察を早めたい”

 

浩介は全てを理解した。

そして、再び探す。

 

薫は、嫌われるのが怖く、今のうちに別れたい。

今別れれば、思い出した時、つらくない・・・・。 

 

そんな薫に浩介はこう切り出す。

(ここからそのまま引用) 

俺がお前の記憶になる。

薫が忘れたら、これまでのことを何度でも話すよ。

2人がどうやって出会ったか。

どんなことで笑ったか。

どんなことで喧嘩したか。

何度でも繰り返すよ。

その度に薫は俺に新しく恋をするんだ。

別れるなんて絶対言うな。

薫は俺を信じさせてくれたじゃないか。

何も信じられなかった俺に。

変わらないものがあるって。

信じられるモンがこの世にはあるって。

いまさら、逃げんなよ。 

 

(えぇ言葉や・・・・)

 

二人は1%の奇跡を信じて治療に取り掛かる。

 

しかし、薫の記憶障害は悪化するばかり・・・

突然、薫が姿を消す。

 

浩介は必死に探すが見つからない・・・・。

薫がいなくなって1ヶ月後・・・・

 

介護施設に薫はいた。

薫は、担当の先生からこの施設を紹介して貰っていた。

浩介に迷惑をかけたくないがために、この方法を取った。

 

薫は、1ヵ月後に浩介に渡してくれ、と手紙を先生に預けた。

”1ヶ月すれば、私は完全に私でなくなっているから連れ戻そうとしないから”と・・・

 

1ヵ月後の薫は完全に記憶を無くしていて、浩介が話しかけると、

 

『はじめまして』

 

会うたびにこの言葉を繰り返す。

しかし、彼女が記憶を無くす前に始めたスケッチ。

そのスケッチブックには、浩介の姿だけが描かれていた。

何枚も何枚も・・・

しかし、ページを捲るたびに絵が崩れてきている・・・

だけど、”愛した人”の記憶は無意識のうちに覚えている・・・

薫の魂は消えていない。

 

浩介はこのまま施設に薫を入れることにする。

毎日毎日薫を訪れる。

『はじめまして』

二度と以前のような会話が出来なくとも、浩介は信じていた。

 

(またまたそのまま引用) 

”薫、僕たちが過ごした時間は短かったけど、僕たちは永遠の愛を手に入れた。”

”僕の薫の想いはずっと変わらない。”

”いつまでも、僕は薫を愛し続ける。”

 

”薫、君は僕を愛してる。”

 

”そう、薫。君が僕を忘れても。” 

 

 

うん、いい作品。

『アルツハイマー』の病気を作品にすることは正直難しいと思う。

実際にこの病気に犯されている方やその家族の方からは、意見が出るかもしれない。

いや、それは『アルツハイマー』に限ったことではない。

世界に確かに存在する、”不治の病”

これを作品にして、実際に方々・家族を共感して貰うことなど、ホントは出来やしない。

とあちしは思う。当たり前だが・・・

 

しかし、この作品は”ある意味”では出来るかもしれない。

家族の方々ではなく、”本人”に。

  

病気は、当たり前ではない。が、犯されたら受け入れなければならない。

病気も自分も。そして、周りからの支えも必要になる。

本人が一番ツライのが当たり前だが、家族や友人の周りもツライ。

 

だからこそ、向き合わなければならない。

生きていくために。

 

この作品。今の若い方に見てもらいたいな~

てか、映画&ドラマ見てないからTSUTAYAで借りてこよっと。 






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Last updated  Feb 10, 2007 05:05:59 PM
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