カテゴリ:販路開拓
こんにちは(^O^)/ 美容事業経営コンサルタント 中野啓子です。 チャネル開拓のご支援をしておりますと「どこで販売すれば売れますか?」とよく聞かれます。 今回はデパートで販売したいオーナー様です。 デパートで販売するためには、たくさんの条件をクリアしないといけません。 たくさんある条件の中で、必須なのは「美容部員」と言われる販売員の派遣です。 美容部員を社員でかかえるのは人件費も教育費もかかります。 このオーナー様の企業には美容部員はいなかったので、他のチャネルに初めて目を向けました。 「化粧品はデパートで販売するもの」と思いこんでいたんですね。 デパート以外のチャネルで化粧品を売っていないと思っていたわけです。 現在、化粧品が良く売れているチャネルはドラッグストアです。 かなり昔には、デパートで売れていた時代、GMSで売れていた時代もありました。 時代の流れで売れるチャネルも変化しています。 さて、現在、一番化粧品の販売力のあるチャネル「ドラッグストア」で売れるためには、デパートとは違う条件があります。 たとえば「価格」 デパートでは美容部員が販売するので、1個1万円するものでも売れますが、ドラッグストアでは1万円の商品は売れません。 フリー販売のドラッグストアで売れる価格帯の商品に変えないといけません。 つまり、チャネルごとに化粧品が売れる条件が違うわけです。 さて、市場全体はどうでしょうか? 経済産業省が去年12月15日に発表した「平成29年7-9月期の商業販売額」があります。 http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20171215_1.html 特定業態別の動向をみると、百貨店は前年同期比マイナス0.2%低下(7期連続)、総合(大型)スーパーは同1.1%上昇(2期連続)と、大規模店で明暗が分かれる結果でした。 一方、コンビニエンスストアは前年同期比2.4%と、平成20年7-9月期以来29期連続で上昇し、専門量販店においては、家電量販店が同5.8%上昇、ドラッグストアが同6.5%上昇、ホームセンターは同0.1%上昇と、3業態揃って上昇となりましたが、この中では引き続きホームセンターの不振が目立ちます。 平成27年7-9月期以来、2年ぶりに専門量販店の3業態が全て前年同期比でプラスになるなど、総じてみれば今期の小売業販売は堅調だったといえると思います。 小見出しには「小売業販売額は、35兆160億円で前年同期比2.0%の上昇」と記してあって、さもさも小売店が好調のようですが、よーく見ると「卸売業は77兆7,150億円 前年同期比3.8%の上昇で、小売店より好調です。 マイナス成長であっても、百貨店(デパート)の売上は1兆5,346億円で、売上総額は高いです。 ここを諦めたら、もったいないですよね。 御社の商品はどのチャネルで売れるのか、ぜひ、研究してみてください。
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Last updated
January 10, 2018 09:53:51 AM
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