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カテゴリ:日常雑記
洲之内徹”絵の中の散歩”新潮文庫 を読んでいる。
もともと白洲正子関係から小林秀雄が”もう洲之内しか読まない”とか云ったという (正確な記憶ではないが)部分を読んで、どんな人なのか、と興味を持っていたが、 なかなかその著作に出会えなかった。 日曜日にBOOK OFFで出会って購入した。 奇麗な、本だった。 350円と、通常100円(いや、今は105円か)野郎である私には、若干高く感じられる 値だが、今までのBOOK OFF通いでもめったに出会わなかったこともあり、購入した。 読み始めて、いきなり衝撃を受けた。 単なる絵画紹介の本かとおもって軽い気持ちで読み始めたが、 洲之内氏の三男がバイクで事故って亡くなったことが書いてある。 なんとも思いきれない想いが伝わる。 座椅子に座って読んでいると、目の前には子供部屋に座ってドラえもんを読みまくっている長男と次男が見える。 この子達がそうなったら・・・ 僕が大学生の時、仙台でバイクに乗っていた。 神戸に帰省し、又帰るときに、妙に両親が心配して、見送ってくれたことを 思い出した。 心配だったんだなあ。 その心配をなんとか隠して、隠しきれず、見送ってくれたんだなあ。 子供を持って、初めて分かる、とはこのことか。 単純な僕は、バイクはやめとけ、と云いたくなった。 まだ次男は小学校1年だが。 読み進めて、その魅力にはまっていくのを感じる。 とにかく正直だ。 子供のことが一番始めに書いてあったこともあり、バーのママ(文中ではマダム)と 倉敷で逢引した、などということが書いてあると、こんなこと書いて家族は大丈夫か、などと心配になってくる。 隠したいことを敢えて書いた、というより、なんとなく自然でありながら、且つ自分の書くことへの責任感、みたいなものが勝っているから、本当のことを書くんだ、といったような凄みがある。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 家内がインフルエンザだ。 土曜から調子が悪く、日曜は戻ったが昨日は又39度の熱がでた。 内の子供は二人とも食事の時間がすこぶるかかる。 放っておくと、2-3時間かかってしまう。 なので朝は怒鳴りまくって、8時の集団登校集合に必死で送り出している。 今日は家内がダウンで、僕の怒鳴り。 迫力なし。 結局8時7分に家を出た。 長男がマスクを忘れたので届けようと追いかけたが、 既に出発した集団に追いつこうと、2人で駆けていく後ろ姿が 遠くに見えただけで、あきらめざるを得なかった。 二人で並んで駆けて行く後姿が 妙に目に焼きついた。 こんなこと云っていると、又家内から 何を悠長なことを言って、と怒られるだろう。 兎に角間に合うように行かせるのが、僕の役目なのに、と。 僕もそう思う。 でもなあ、性分なんすよね・・・・・。 しかし、長男カゼひいたらやばいなあ・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.01 20:13:40
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