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人生に必要なのは、人生を前向きに生きていくための、夢を見つづける力。
そんな一文を読んだ。 山口市の爆弾を投げた高校生。 カテゴリー的には、或いは気持ち的には、いじめられたり、落ちこんだり、という 人種に入るであろう身としては、不謹慎かもしれないがヒトゴトとは思えない。 ひとつ間違えれば、僕や僕の子供が、そうなった、あるいはそうなるかもしれないのだ。 そして、将来の夢がゲームの主人公であることが、さも少年が変なやつである証左であるかのように、新聞やメディアに載った。 思った。 どこがおかしいの?? 非常にむかついた。 糸井重里氏が、6月11日の朝日新聞で書いている。 ほんとうの夢は小さくてコンパクトだ、と。 文集で、自分の夢はプロ野球の選手とか、歌手だとか。 ドーンと書き切れれば、そらあかっこええわなあ。 みんなが6年生の卒業文集に、具体的でBIGな夢を書く中、 大きな家に住んで犬(コリー)を飼う、 と自分的には最大限の夢を書くのが精一杯だった。 ホンマはさあ、仮面ライダーや、リボンの騎士(!)にあこがれてます、 といいたかったよ。 でも、本当のライダーや、サファイアになれるわけではない、ということは そんなことアホやないからわかってる。 ライダーみたいな、サファイアみたいな存在になりたいな、と思うだけ。 でもそんなこと書いたら、6年生のくせにアホちゃうか、とか、 わかりもせずいろいろいうやつもおるやろ。 でも、文集にうそかくわけにもいかんし・・・・ ということで、ぎりぎりの妥協点の産物。 それが”家とコリー”だった。 ずーっつとどこかで引っかかってた。 ずっと考えてた。 等身大の夢を語ったら、アカンのかなあ・・・ 自分のできそうな夢を見たら、アカンのかなあ・・ 僕の中の小学生の僕が悩んでいる。 そして心のどこかで、絶対自分は間違ってない、 夢をかなえようと思ったら、まずは等身大の夢からすこしずつ進むべきだ、と 知っていたようにおもう。 山口の高校生は正直だった。 周りを気にしながらも、たぶんバカにされながらも、本当の自分の気持ちを 卒業文集に残した。 それをみんなで、オカシイやつ、みたいに言うなよ!!!! 自分が言われてる気がした。 でもね、 大学生になって、バイクを買って、フルフェイスのメットを買って、 自分的にはライダーになったし、 フェンシング部に入ることで、サファイアにはなれないけど、剣士にはなった。 夢は結構叶うと思う。 夢、といって思い出す英語はチェリッシュ。 大事にはぐくみ慈しむイメージ。 まあ、しかし。 バイクに乗ったら安心して、ライディングテクニックはさっぱりだったし、 フェンシングもあんまり強くなかったなあ。 ちょっと燃え尽き症候群系だったかもしれない。 それと、 本当にかなえたい夢は、人に言わずにじっと心にしまっておくほうがいい。 そんな話もあるしね。 そのほうが、夢をかなえよう、というパワーがじわじわと自分のなかで 沸いてくるようにおもう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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