イージー★ライター

久しぶりの芝居鑑賞。
かつての野田作品と比べると最近の作品はすごくテーマがわかりやすい。
特に贋作系は、贋作というだけに本作のメッセージを背負っていることもあるし、プラス江戸末期という時代を背景にしていることでさらに受け入れやすい、、って感じかな。

今回は久しぶりに段田さんがでるのでとにかく楽しみにしてました。
早口な台詞まわしで聞き取りにくさがあったりするんだけれど、
段田さんは、すべての台詞がすべてしっかり聞こえるし存在感大。
さすが。

野田地図の作品の好きなところの一つに、舞台演出があるんだけれど、
今回も見せ方が洗練されていてすばらしい。
舞台をはさんで前後客席があったんだけど、
ほぼ360度から見せる演出に違和感なし。
場面の切り替えに使う二本のカーテン。
棒や椅子が自然と場面チェンジでいろんなものに展開していくのに
わくわくする。
殺すシーン殺されるシーンの魅せ方もすばらしかった。
ストーリーの流れの中なのに、
居酒屋風になったり、渡り舟風になったりとにかく全然飽きないのです。

そして今回の衣装も素敵。
松たか子さんの真っ赤な衣装のデザインすごく可愛かった。

と、なんだかベタ誉めなのですが、
頑張ってチケットとって、必ず満足できるのは野田作品なのかな～。今のとこ。
もっといろんなお芝居もみれば違うのかもしれないんだけれど、、、。

古田新太さんもすっかりかかせない存在（？！）。
もうそれだけで期待しちゃう俳優さん♪あ～いいっ。

面白かった。うん。

「贋作　罪と罰」


ところで、wowowで野田地図の独占放送が決まったらしく、
今回の作品や宮沢りえちゃん＆阿部サダヲ出演の「透明人間の蒸気」、
深津絵里＆中村勘太郎＆小西真奈美（古田さんも出演）の「走れメルス」も来年三月にオンエアするらしい。
え～、wowow契約してないのに、、、。
しかも、三谷幸喜作品とか蜷川作品とかその他もろもろ、
有名どころの舞台の放送があるらしくて。
かなり魅力です。

wowow