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2006.05.30
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カテゴリ:映画
スタッフもキャストも有名じゃない映画で、すごく面白いのをみつけると得した気分になる。
「グッバイレーニン」は、まさにそんな映画だった。
この映画は、その「グッバイレーニン」チーム作と知って思わずレンタル。
でも、今回の作品の内容は第一次世界大戦後、実際に起こった事件ということもあって雰囲気は大分違ったかな。

映像が古くないので、時代背景が全くみえてなかったのだけれど、
映画の最後の最後にその後の彼、彼女たちの行方がテロップでながれてようやく理解できた。

1927年のベルリン。卒業試験を控えた若者たちの湖畔の別荘での事件。
初恋、親友、同姓愛、奔放な交遊、覚醒、銃、依存、迷い、悩み、絶対、この年代のいろんな要素がいりまじって理解しがたい事件が起こる。

本当にあった事件ということで、いろんなものをそぎ落として、
事実を描くことで、作り手の意図より観る側が感じる映画、、ってことになるんだろうけれど、
時代背景がもう少し垣間見えないと
現代でこそありえそうな?事件?!のような気がして、この事件がどれほど衝撃があったのかがわかりずらかったかな。
退廃的でゆがんでるけど冷静な感じ。。ってこれもまた自分で書いててわかりづらい。(汗)
はじめに主人公が、自殺クラブと事情聴取されていたけれど、それもちと違うように感じる。

「我々が死ぬ理由は愛のみ。
 我々が殺す理由は愛のみ。
 ゆえに我々はこの厳粛な誓約書に、愛をもはや感じなくなった瞬間に
 我々の命を終わらせること、そして我々の愛を奪った者を道連れにすることを誓う・・・。」
という決まりごと。

“愛”の意味は、きっともっと広いのにと思うのは大人になった証拠だろうか。

しかし、主役の男の子。グッバイレーニンとは全然違って
結構いい味でてました。うん。





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最終更新日  2006.05.31 00:11:58
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